ゴールデンウィークに、大阪在住の友人(東京出身で転勤で現在大阪在住)が、帰省のためにバイクで東京まで来るので、一緒にどこかに走りに行かないかと誘われた。
じゃあここは王道の箱根にでも…と思ったが、その友人は道志道を走ってみたいということで、道志道から山中湖をぐるっと回りの箱根に行って温泉入って帰るというルートで走りに行くことにした。
大型連休というのもあり、道はどこも混んではいたが、渋滞になる時間を避けて走った。
久々の道志道。昨今は道志道は非常に混雑するので避けていたのだが、久々に走るとツーリングスポットとして名高いだけあって、適度なワインディングでなかなか楽しい道ではある。あんなにたくさん車が居なけりゃね…
途中、どうしてこんなとこで?という場所でクルマが横転していたりしたが…
最近道志道は事故が多いので巻き込まれなかったのは不幸中の幸い。
最近は若い女性もバイクに乗る方が増えてきている。私の身の回りにはいないが。
道の駅どうしに立ち寄ったところ、物凄い数のバイクだった。
中には、若い女性のライダーも何人かいる。
友人は「こんなに沢山女性ライダーがいるのに、女性ライダーの友達がいないのは何故なんだ」とボヤいていた。
私は彼に改めて辛い現実を突きつけた。「いいかい?我々はね、もうおっさんなんだよ。若い女性がおっさんなんかと仲良くしたい訳がないじゃない。」
彼ははっとした顔をした後、渋い表情でこう言った。「確かに我々はおっさんだ。自分が20代の頃には確かにおっさんと仲良くしたいなんて思わなかった…」
そういうことなんだよ。
バイクってのは、女性への下心で乗るものじゃない、自分とバイクとの孤独な対話こそが醍醐味なのだということを、彼はきっと思い出してくれただろう。
その後立ち寄った箱根温泉で彼は「あ、若い娘二人組だ。声掛けてみますか!」と言った。
煩悩は尽きないようだ…