きっとこのブログを読んでいる人は、ヘーベルハウスでの新築を考えているか、なんとなくヘーベルハウスについて調べている人が辿り着いているのだと思います。
ネット上では、「ヘーベルハウスは高い」って投稿が多くないですか?
でも、じゃあ一体いくらだったの?という疑問に答える情報ってあまり見かけないと思います。
ヘーベルハウスに限らず、注文住宅建築にかかったリアルな費用に興味はありませんか?
実は、Twitter上の『家系ブログを盛り上げる会』というゆるいコミュニティの中に、名物企画があります。
その名も…
コミュニティのメンバーが実際に自宅の建築にかかった費用だったり、組んだローンの金額、月々の返済額などのセンシティブな情報を赤裸々に公開し、家づくり情報で本当に欲しい情報を公開しちゃっているという企画です。
住友林業や住友不動産、一条工務店などの有名ハウスメーカーの他、タマホームやレオハウスといった有名ローコストハウスメーカーの他にも、地元工務店などの様々なハウスメーカーの情報が赤裸々に語られています。
Web内覧会がまだ途中ではありますが、敢えてこのタイミングでこの大暴露に私も参加しようと思います。
お品書きは以下の通り。
では、いざ暴露!
- ヘーベルハウスの家造り暴露します!
ヘーベルハウスの家造り暴露します!
年齢は?
2021年現在30代後半です。
昭和と平成と令和を生きています。
昭和天皇が崩御したり、ソ連が崩壊したり、東西ドイツが統一したりした頃には普通に物心ついていました。
家族構成は?
私と妻の夫婦で子供はいません。予定もない所謂Dinksという奴です。
世帯年収は?
所謂パワーカップルという奴です。
2020年の世帯年収1500万~と思っていただければ…
住んでいるところは?
神奈川県川崎市の東急東横線元住吉駅エリアです。
ブレーメン通り商店街が有名ですよ。
建築先は?
旭化成ホームズ『ヘーベルハウス』です。
家のスペックは?
総面積:102.00平方メートル
構造:へーベル鉄骨ラーメン構造
敷地面積:73.92平方メートル
商品名:FREX Axiii
建物本体価格は?
契約時
まず、最初の契約時の見積書です。
値引き額は公開しないことをヘーベルハウスと約束しているので、内訳はお見せできないのですが、この内建物工事費が…
¥29,778,070-
となっています。
変更契約時
次に諸々打ち合わせを進め変更契約となったときの見積です。
内訳はお見せできないのですが、この内建物工事費が…
¥1,701,690-
増額となっています。
最終清算費用
そして、我が家は工事トラブルで一度建て直しをしています。
詳しくは以下をご覧ください。
建て直しによりスケジュールが3か月後ろ倒しになったので、この際だから色々と追加オプションを入れようとなり、最終清算金額として以下のおかわりをいただいました(笑)
おかわりとして、
¥931,700-
増額となっています。
総建築費用は?
以上の経緯を経て総計は以下の通り。
坪単価に引き直すと、102㎡(30.855坪)なので、
坪¥1,405,597-になります。
外構工事は?
我が家の外構工事は二段階で実施しました。
まずは、購入した土地に老朽化したブロック塀があったのでそれを取り壊し、再構築する工事を先行工事。
その後、家が建った後の外構工事が本工事となります。
先行工事
先行工事はヘーベルハウスの人曰く「うちは高いので別の所にお願いした方が…」という好意に甘え、最近家を建てた友人が頼んだ外構業者を紹介してもらいました。
詳しくは以下を…
という訳で、この先行工事の費用は…
以上の通り、¥313、000-でした。
本工事
家の外構工事は先行工事のブロック塀を除き、ヘーベルハウスの外構工事にお願いしました。
まず、最初の見積もりが以下の通りです。
最初の見積もりでは¥595,000-
となっています。
まあ、土間コンクリートと宅配ボックス、家の周囲に砂利を敷いて外溝灯を2か所つけただけなので、そこまで高くつかなかったというのが正直なところです。
その後、土間コンクリートを追加(イナバの100人乗れないけど乗っても大丈夫な物置用の土間他)などをしたので、以下の金額が最終清算時におかわりされています。
¥165,740-
外構工事合計
以上の工事を合わせて、外構工事としては…
かかりました。
土地の購入費は?
土地の購入費用は以下の通りです。
元々3000万の土地を敏腕不動産営業マンが先方と勝手に交渉して50万負けてくれました、ラッキー(笑)
従って土地の価格としては、¥29,500,000-でした。
坪単価だと、約120万円ですね。近隣相場からするとかなり安かったです!
土地諸経費
上記の通り土地代としては2950万円でしたが、諸経費がごっそりかかります。
登記関係の司法書士費用と仲介手数料で合わせて、
¥1,133,927-
かかりました。
仲介手数料に関しては、私の勤務先の法人割引が利きまして、法定上限の半額となっています。
諸経費を合わせた土地取得費用
以上の通り、諸経費を含めた土地取得費用は以下の通り。
かかりました。
頭金の金額は?
頭金は土地と建物それぞれに(しぶしぶ)100万円ずつ入れました。
超低金利の時代に頭金として現金資産を目減りさせたくなかったので、基本的に住宅ローンでほぼ全額賄っています。
借入額(ローン)は?
ヘーベルハウス提携の住宅ローン(中身は住信SBIネット銀行)を利用しました。
詳しくは以下(ry
夫婦ペアローンにしていますが、二人合算で7600万円です。
諸費用もローンに含めました。
月々のローン返済額は?
元利均等、ボーナス無しで月20万円を若干切るくらいです。
我が家のキャッシュフローを計算したところ、毎月20万までであれば生活の質を落とすこともなく、片方が仮に働けなくなっても何とか払っていける金額と算出し、上記ローン支払い額で借りられる金額を住宅取得予算の上限としてハウスメーカー側とは交渉しました。
住宅ローンの金利は?
金利は以下の通り、0.405%です。
家賃と比べてローン返済額は何円増えた?
現在の賃貸家賃が11.4万円で、駐車場代が1.4万円の合計12.8万円でした。
結果、7.2万円増えました。
もらった補助金は?
住宅エコポイント30万ポイントだけです。
検討したハウスメーカー、工務店は?
候補として実際に土地探しで動いてもらったメーカーは以下の通りです。
サイエンスホーム
フランチャイズ型の工務店で、横浜支店が我が家の担当エリアでした。
横浜支店を担当している工務店の実例などを見て、私は非常に気に入っていましたが、妻の希望でヘーベルハウスにしたという経緯があります。
住友林業
私自身、木の家が好きなので住友林業さんは候補だったのですが…妻は木よりも鉄だ!ということでヘーベルハウスに…
古河林業
住友林業よりも価格は安く、それでも木の温もり感では住友林業よりも和テイストが強く、個人的には非常に気に入っていました。そういえば、木造のマイホームを建てたいと言っていた友人に「古河林業、なかなか良かったよ~」と言ったら、本当に建ててました。羨ましい。
実際には本当に沢山のメーカーや工務店なんかも(友人が自分の設計事務所で建てないか?と言ってきたり)見て回りましたが、絞り込んだのは以上です。
新規購入した家具、家電は?
詳しくは追々Web内覧会で詳細を公開しますが…
ざっくり以下のモノを新規購入しました。
家具
- カウチソファー
- カップボード
- ダイニングテーブルセット
- 和室ローテーブル
- テレビボード
- ベッド
- ベッド用ナイトテーブル
- ブックシェルフ
- リビングチェスト
家電
- 洗濯機
- ロボット掃除機
- ワインセラー
- ホームベーカリー
- コーヒーメーカー
- TV
家具家電の購入費用だけで200万円位かかってます…
持ち込んだ家具、家電は?
家具については一部使いまわせる収納テーブルやメタルシェルフ等を持ち込み、家電は冷蔵庫と炊飯器とオーブンレンジのみを旧宅から持ち込みました。
火災保険の金額は?
10年一括払いで¥438,620-でした。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
家づくりのきっかけは?
お互いに地方出身ですが、お互いの親の介護問題の見通しが立ち、当面首都圏から移住する必要がなくなったことから、現在の住まいの近隣でマイホームを持とうという方針が固まった…と言ったところでしょうか。
賃貸にしなかった理由は?
まず、夫婦共に楽器演奏を趣味にしているので、賃貸で楽器がOKの物件は選択肢が狭く、自分たちのライフスタイルに合わないと思ったこと。
そして、単純に借り物が嫌だったのもあります。自分の好きなようにして文句を言われないためには、自分の持ち家にするのが最適解だったわけです。
また、共同住宅(所謂マンション)も選択肢になりませんでした。
自分の車を停めるのに駐車場代を払わなきゃいけない持ち家なんていらない!また、私は車やバイクも趣味にしているので、共同駐車場で当て逃げなど(過去経験あり)に遭うのも嫌なので、集合住宅は我が家の中で持ち家扱いにはなっていませんでした。
区分所有の場合一部の住民がごねることで必要なメンテナンスもできないなど、マンション自治会の崩壊などの事例も見聞きするので、マンションに住むなら賃貸オンリーで分譲を購入するという選択は結婚当時から0でしたね…
家づくりで参考にした情報源は?
そもそも建築学科出身なので、建築についての基礎知識は十分にありますし、現役の設計事務所経営者の友人や大学時代の教授のコネなどを使えば実務者側の情報はいくらでも手に入るネットワークを持っていました。
あとは、ハウスメーカーの特色や得意な点を各ハウスメーカーのカタログやHPや住宅展示場の説明で入手し、上記の知見も含めて情報を蓄積しました。
実際のオーナーの声は実際に家を建てた施主が運営するブログ等で集めました。口コミ掲示板は便所の落書き程度には眺めていましたが、ほぼ参考にはしていません。
なお、YouTubeは必要な情報を得るには時間効率が悪すぎるので一切見ていません。
家づくりの後悔ポイントは?
そこまでの後悔はありません。コンセントカバーの色とかをもう少し考えれば良かったなぁとか、割と何とかなりそうなところくらいしか今のところ思いつきません。
取り返しがつかない系で強いて言うなら…土地がもう少し広ければなぁ…と言ったところでしょうか。
車もビルトインガレージに収めたかったけど、立地的にこれ以上広い土地はきつかったので諦めました。
それでも、近年首都圏で増えている細長の建売を建てるような土地よりは広い間口は取れたので妥協できる範囲に収まったとも言えます。
家づくりの費用を抑えるコツは?
- 最初は低価格のモノを入れて、後から高価格のモノに交換できるものについては、低価格なモノを入れること
- 新築時に導入しないと後々費用が嵩むもの(特に建物本体に工事が必要なガス乾燥機乾太君など…)は、その時高いと思っても導入すること
- 怠けるための便利装備は敢えて入れないことで押さえられる費用は結構ありますよ(人感センサー式ライト一つで3万~、手動ライトなら3500円とか)
- なんとなく必要かもって思うものは、大体無くても困らない
- 打ち合わせの最初の段階で、上限予算をしっかりと決めて、これを超えるならば契約しないとしっかり業者側に伝えることは大事です
これから家を建てる人にアドバイス
まず、自分の性格はそうそう変えられません。新しい家を建てるからと言って今までの生活スタイルがガラッと変わることはあまり考えないことです。
例えば家事動線などは、自分の動きやすい流れというものがそれぞれにあるはずで、そういった自分の癖に合った間取りをきちんと取り入れることが大事だと思います。
家はあくまで生活をするための箱でしかありません。自分自身の人生をより満足度が高く過ごすために、どんな要素が必要なのか?という点について、しっかりと自分自身と向き合うこと。
煌びやかで素敵な家への憧れはあると思いますが、自分の生活スタイルに合わないと、その家は途端にただの美術館になってしまうので、自分の身の丈を知ることが大事だと思います。その上で、今までの生活では諦めていたことを取り入れてみるのが大事だと思います。例えば私はバイク専用のガレージ等…
家づくりでとても大事なことを書いているなと、私が心から共感したブログ中の記事を紹介します。
本当に大事なことが書かれているので、是非読んでみてください。
まとめ
長くなりましたが、我が家のマイホーム建築に掛かった費用の内訳大公開は以上となります。
ちなみにこんな家です。
引き続きWeb内覧会で細かい部分の紹介はして行こうと思いますので、引き続きWeb内覧会もお楽しみに。
土地購入と建築費用だけで合計¥74,316,627-かかりました。
ここに更に住宅ローンの手数料やらなんやらで、うちの近所なら武蔵小杉のタワーマンションの部屋が買えるくらいの価格になってしまいました。
でも、タワマンよりも自分の家が良いって我が家の様な人間には逆に、タワマンを買う費用で家が建てられるんだ!という感覚でした。
自分の人生で何を優先するか?何を大切にするか?
それを実現するための一つのツールとして、自分のための注文住宅ってのも一つの解なのかもしれませんね。
長々とお付き合いありがとうございました。
私の暴露は終了です。さあ、後に続く者はいるか?!