長かった我が家の建築も何とか年内に終わり、無事完成しました。
というわけで、完成引渡の模様をレポートし、施工行程ラベルの付いた最後の記事にしようと思います。
完成引渡し
各ハウスメーカーでは完成引渡の際に、色々とセレモニーを行ってくれるパターンが多いです。
例えばパナソニックホームズだと…
セキスイハイムだと…
色々あるようですが、我が家はハウスメーカーの引き渡しセレモニーの前に神事で家をお迎えすることにしていました。
竣工祭
我が家は新築にあたり、神事を一通り実施してきました。
一度目の地鎮祭
一度目の上棟祭
二度目の地鎮祭
二度目の上棟祭
というわけで、最後もきちんと神事で締めるということで、竣工祭を実施しました。
竣工祭とは?
竣工祭(しゅんこうさい)は、竣功祭とも書き、「ことをえのみまつり」ともいいます。
完成した建物を祓い清めて、末永い繁栄をお祈りします。春の初めに祈年祭を行い、豊かなみのりと国の安泰を祈り、秋には収穫に感謝し新嘗祭を行うように、建築の初めに地鎮祭を行い、その完成に際しては神様に奉告して感謝と更なる守護を祈ることが大切です。
御祭神は上棟祭と同じく、その土地の産土大神(うぶすなのおおかみ)および、屋船久久能遅神(やふねくくのちのかみ)、屋船豊宇気姫神(やふねとようけひめのかみ)、手置帆負神(たおきほおいのかみ)、彦狭知神(ひこさしりのかみ)の四柱の神とを主神としてお祀りします。
出典:富山県神社庁HP、2020年12月30日参照
本来、竣工祭は地鎮祭と対になる神事で、地鎮祭で土地の神様にこれから家を建てますという報告をした後に、上棟時に上棟祭を実施して工事の安全とここまで無事に工事が進んでいる中間報告を行います。そして、竣工祭で地鎮祭の際にご挨拶した工事が無事に終わりましたという報告となるわけです。
近年、地鎮祭すら実施しない家も多いですが、この竣工祭を都市部の個人住宅で実施する家はほぼなく、ヘーベルハウスの担当者の方々も我が家が初めてという方も多かったです。
今回、神社側から我が家がこういった神事を大事にしていること、そして入居時に神棚を入れるということでいろいろご配慮をいただきご提案いただき、無事竣工祭を執り行うことができました。
竣工祭レポート
早速我が家の竣工祭をレポートしていきます。
まず、祭壇です。我が家の神棚の前に祭壇が設置されました。
基本的な流れは地鎮祭や上棟祭と同じで、神へお供えをして降神をし、そしてお祓いと祝詞奏上、そして玉串奉奠の後に家中を回ってお祓いをして回ります。
我が家の水回りに最初に流されたものは、清めの塩と酒でした。
こうして、無事に神事を終えて我が家をお迎えするにあたっての準備が完了です。
気になる費用ですが、神社へは5万円を包みました。
こんな機会でもないとなかなか買わないので、こんなものも買ってみました。
最後に祭壇を前に、ヘーベルハウスの各担当者のみなさんで記念撮影をしました。
ヘーベルハウスの引き渡しセレモニー
竣工祭が終わった後は、ヘーベルハウスの引き渡しセレモニーとなります。
まずは新居の鍵の引き渡しでした。立派なケースに入れられた鍵を営業担当より授与されます。
その後、テープカットへと移ります。
無事、テープカットが終わった後は、工事鍵の無効化と新居鍵の有効化の儀式…なのですが、ここでトラブル(笑)
なんと、新居用の鍵が利かない!
どうやら、建て直しの際にドアも新品に交換してくれたようなのですが、この日持ってきたのは建て直し前のドアの鍵だったようです。
急遽、監督が事務所まで戻って正しい鍵を持ってきてくれて事なきを得ましたが、最後まですんなり終わらせてくれない我が家でしたね(笑)
監督は「最後、しっかり締められなくて申し訳ないです…」と言っていましたが、私は「まあ、鍵なだけあって閉まらないと困りますからねぇ」とギャグで返す余裕。
こんな程度のトラブル、笑い話の種にしかなりませんな。
最後に引き渡し関係の書類への署名捺印などを済ませ、遂にこの家は名実共に我が家となりました。
途中色々ありましたが、関わってくださった皆さんに心から感謝の気持ちしかありません。
我が家からは、ヘーベルハウスにちなんでドイツ製の製図用品でも有名な『ステッドラー社』のKugelschreiber(クーゲルシュライバー)、つまりボールペンを各担当にプレゼントしました。
私も建築学生の頃は愛用していたメーカーです。
ちょっとだけ我が家のWeb内覧会
無事、引き渡しの諸々の儀式やセレモニー、書類手続きも完了し空っぽの我が家をお迎えしました。
本格的な内覧会は追々実施するとして、引き渡し直後の空っぽの家の先行内覧会をちょっとだけ行います。
ヘーベルハウスからのプレゼント
家の建て直しを行う際に、へーベル版と鉄骨のサンプルが欲しいと要望していましたが、引き渡し当日はこんな感じでディスプレイしてもらえていました。
我が家の様に、家を一度解体しないとこの鉄骨やへーベル版は貰えるものではないので、このブログを読んだへーベルハウス検討中の皆さんは、決して「うちにもほしい」なんて我儘は言わない様に!
これは旧我が家の遺品です(笑)
また、キッチンにはサプライズでこんなプレゼントが詰まっていました。
打ち合わせの時からサランラップは沢山もらっていたので、当面我が家はラップで困ることはなさそうです(笑)
何気に下地チェッカーが入っていて、気が利きます。
タイル彫刻
以前、タイル彫刻を行ったという記事を書きました。
これが、どうなったかというと…
ヘーベルハウスの人も「これいいですねぇ!」と言っていたので、そのうち支店のオプションに加わるかもしれませんね。
室内諸々
追々家具が入った状態のWeb内覧会は実施しますが、いくつかピックアップした写真を掲載して今回の記事は終わりにします。
という訳で、2020年も暮れようという中で何とかぎりぎり引き渡しとなりました。
28日は新規購入した家具・家電の搬入。
29日は引越しと大荒れな師走となりますが、その模様はまた別途…