引越し前準備編、次回は固定資産税軽減申請とか言っておきながら、今回は引越し見積のお話です。いや、必要書類がまだ揃ってなくて申請できてないんですよ…
※前回の記事
さて、新築を建てた後にやることと言えば引越しです。これは誰もが避けては通れない。
ある意味で最も疲れる工程だと私は思っています。
今回は、我が家の引越し見積について書いていこうと思います。
引越しを少しでも安く済ませる
誰もが引っ越し料金は少しでも安く済ませたいと思っているでしょう。
実は私、引越しって人生で5回しか経験しておらず、そのうち3回は自力で実施しました。
私はトラック運転できるし、屈強な友達がたくさんいる(陸上自衛隊北鎮部隊でした…)ので、レンタカー代とお礼の焼き肉代で引越しを済ませてきたんですね。
北海道から神奈川に引っ越してきたときは、家電だけはクロネコヤマトの単身者プランで運んでもらって、小物は全部ゆうパックで送るという荒業で引越したので、費用は最小限でした(この技は、サカイ引越センターの人が見積もりに来た時に教えてくれました。うちでやるより絶対こっちの方が安いって笑)。
ヤマトホームコンビニエンス | 単身者向け引越サービス「わたしの引越」
二度目は、今の住まいに引っ越してくるときでした。今の妻と同棲をするために各自の家から荷物を積んで引っ越してくるというパターンでした。
その時は6月という引越し屋さんが暇な時期で、なんと5万円でやってくれました。
4トントラック1台で3人でした。採算ギリギリってところですかね?
というわけで、我が家は引越し経験値が低い訳です(ほぼほぼ自力だったのである意味で高いのか?)。
引越しを安く実施するコツ
引っ越し料金を少しでも安くする方法とは?
引越しを7回も実施した自称引越しマスターのerinaさんからご指導を賜りました。
引越しを安くするにはポイントがあります。
時期
相見積もり
見た目の荷物の量
の3点です。5-1月は比較的安いですが、2月ごろから値段は上がり始め、3月の繁忙期は通常の倍ぐらいの金額、4月も約1.5倍とそれなりに高いです。
とのことでした。
マスターerinaからのアドバイスは、なるべく大手の引越し社で相見積をすることをお勧めしています。確かに私の様に友人に手伝ってもらった場合に破損などしたときの補償などを考えても至極尤もです。
詳しくはマスターerinaの引越しについての記事をご覧ください。
ところで、『家から追い出した父の荷物を1.5万で運んでもらったこともある』ってこのあたりのエピソードは個別に詳しく聞きたいところですね(笑)
相見積による価格調整
上記マスターerinaも含めて、アドバイスをいただいた皆様は口を揃えて「相見積が大事」と仰います。
マスターerinaはネットの相見積サイトを紹介してくれていましたが、敢えてピンポイントに業者を選定して、施主自ら相見積をセッティングしたパターンもあるようです。
王道の相見積
丁度私と同じ位の時期に注文住宅建築を行った施主同期のじゃいくんはまさにそのパターンでした。
住友林業ということもあり、営業マンからお勧めの地場引越し社の紹介を受けつつ、業界大手の引越し社と相見積を取る方式で攻めたようですね。
結果は?
ほほう、私が以前頼まなかったけど、凄く良くしてくれたサカイさんにしたんですね。
外道な相見積
王道な相見積の例を参照しましたが、第三者的には面白くて笑ってしまうのですが、当事者としては全く笑えない外道な相見積を行った猛者がいます。
それが八郎氏です。
平たく言いますと、6社に見積もりを取ってもらうのに30分刻みで各業者を呼んで、業者同士が自宅でご対面。業者にブチ切れされるという
まさに外道!
詳しくは八郎氏の陳述を以下よりご覧ください。
鋼のメンタルがある方は、この八郎方式で試してみるのも良いかもしれませんね(笑)。
引越し業者を決める基準
これまで、相見積での価格競争を行うコンペ方式での業者チョイスを紹介しましたが、何も相見積サイト等でこれまで特に縁のない業者に頼むだけが業者チョイスの方法論ではないわけです。
コネクションで業者を選ぶという方法もあります。
その実例をいくつかご紹介します。
ハウスメーカーに紹介してもらう
ハウスメーカーによっては提携をしている引越し業者があったりします。
そういうケースだと法人紹介割引を使えたりするケースもあるようです。
あんぱんママさんの実例がまさにそれに該当します。
あんぱんママさんは何と11回も引越しを経験してきているそうです。あれ?引越しマスターerinaさんを超えてる。ドクターあんぱんママ?
ドクターはハウスメーカー提携の引越し業者に見積もりを依頼したところ、25%の標準割引から更に価格交渉で驚きの低価格を実現しています(価格が公開されています)。
詳細は以下の記事をご覧ください。
2世帯で同時に引越しをするケースに同じ業者にする
Twitter上で私の妹分を僭称するなっちちゃんは、新居が2世帯住宅となるため、親世帯と自分の世帯が同時に引越すことになっていたそうです。
なっちちゃんは親世帯で利用する引越し社にお願いすることにしたそうです。
引っ越し業社が複数入ると、運ぶ途中に起きた傷がどちらの業者によるかわからず責任が不明確になる恐れがある、と言うこともあるので
これ、意外と大事な観点だと思います。
引越しって割とトラブルも多く、業者としても責任は取りたくないものです。複数の業者が入った場合、トラブルが発生したときにお互いに責任を擦り付け合うというケースも考えられます。
また、2020年現在、コロナ禍中ということもあり、人の出入りを最小限にするという意味でも有効な手段ではないでしょうか?
さてさて、なっちちゃんは驚きの低価格を実現したそうです。
その詳細は以下の記事を読んでみてくださいね。
引越しのトラブル
ここまでは引越し業者選定について書いてきましたが、引越しにありがちなのがトラブルです。
引越しって重量物を出来立てほやほやの新居に運び込むわけですから、運び込み作業中にバランスを崩して荷崩れを起こしたり、新居の壁や床に激突!というパターンも有り得るわけです。
また、新居ですから新品の家電を購入するパターンも多いでしょう。その場合、家電を購入した店舗からの搬入というケースもあります。
引越し屋と家具家電屋では同じ荷物運びでも、その姿勢はちょっと違います。
大型荷物が搬入できない!?
その辺について、Tfamilyさんが語ってくれている至言を引用しましょう。
家電屋は超守備型
引越屋は超攻撃型
家電屋ではできないが、引越屋でできる事がある
そう、意外と家電屋さんの荷物搬入担当は保守的で、「この階段だと搬入できないので別途クレーンでの吊上げを行います。」と、確実性をチョイスするケースが多いです。
しかし、引越し屋は…?
このあたりの実体験を綴った記事を是非参考にご覧ください。
出来立ての新居に傷が!
これは、実際に引越し作業中に発生したトラブルのお話です。
先ほども紹介しました私と新築同期のじゃいくん。
ピーターラビットが住んでいそうな素敵な住友林業の新築のフローリングに大きな傷をつけられたそうです。
詳細な経緯はじゃいくんのブログを是非読んでいただきたいのですが、ここで対応として参考になるのは…
実際の傷の程度確認と、補修については住友林業主導で行ってもらった
という点でしょうか。
引越し業者お抱えの補修業者で補修するという申し出に対して、
どんな程度の業者か信用なりません。ハウスメーカーお抱え業者でやらせてください。
至極尤もな選択だと私も思います。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
我が家の引越し
今回、何名かの施主の皆さんから引越しに関するアドバイスをいただきました。改めてお礼を申し上げます。
これらのアドバイスを元に私はどのように引越し業者を選定したのか?
ここについて触れて、今回の記事のまとめとします。
私の引越しの方針は以下を軸としました
- 費用より安全保障
- いざとなったらヘーベルハウスを巻き込む
相見積を繰り返せば、引越し費用は安くできるでしょう。
しかし、私の婆ちゃんはこう言っていました。
「安かろう、悪かろう」及び「安物買いの銭失い」は避けるべし…と
じゃいくんの様に、引越し作業中のトラブルは避けて通れないものだと思います。
人はミスをします。ミスを責めてミスが無くなるならいくらでも責めますが、ミスは事故です。
事故は事故後対応が何よりも大事だと私は思っています。
そこで、私は引越し業者を選ぶ上では
「万が一があったときに、業者が逃げられない包囲網を敷く」
ことを優先課題としました。
私の業者チョイス
私は今回の引越しにあたって、相見積は実施しませんでした。
ヘーベルハウスの担当営業氏から、紹介できる業者がいるということで最初からそちら一本で決めることにしました。
理由は至極単純です。
何か事故があった際に、紹介者であるヘーベルハウスの営業を窓口に補修対応などを行えるから。
紹介したからには、最後までケツ持ちしてくれるんですよね?(ニコニコ)という、プレッシャーを与えつつ、相見積及び価格調整なしで即決で決めました。
ヘーベルハウスはコンプライアンスが厳しいらしく、営業マン個人にバックマージンなどは入らないそうです。別に私個人としてはバックマージン貰ってもいいと思いますけどね。貰ったからには最後まで付き合ってもらうだけですから(笑)
我が家の見積
というわけで、我が家は業者紹介一本、値引き交渉一切しない!ということで、へーベル営業氏から紹介された業者さんをお迎えしました。
我が家の引越し概要は以下の通りです。
運び込む重量物
- 冷蔵庫
- 電子ピアノ
- 割と高価な机
段ボール箱
- 概算80個
処分品
- カップボード×2
- TVボード×2
- 小さめのデスク×1
- ダイニングテーブルと椅子のセット×1
- ダブルベッド×1
- カラーボックス等×3
- エアコン×1
割と処分品が多いですね。
見積では4トンロングトラック2台とのこと。
では、見積額を公開します。
処分品サービス、輸送保険300万円分含んで¥176,000とのこと。
これまでご紹介してきた引越し記事で公開されている価格に比べると高いと思われると思います。
しかし、私は高い分を安全補償費用だと思っていますし、廃品処分もすべてやってくれるとのことなので、この金額に不満はありません。
仮に何かあっても、ヘーベルハウス側が責任をもって業者側と補修調整と損害費用負担などの調整をしてくれるでしょうから、施主の私の負担はほぼ0です。
価格競争させて最安値を勝ち取ることを否定するつもりはありません。
私は、自分自身の手間を省くことにお金をかけることを損とは思わないというだけで。
まあ、世の中にはこういう観点で引越し業者を選ぶ奴もいるんだという参考程度に見てもらえればと思います。
次こそは、固定資産税軽減申請のお話が書けるといいなぁ…
Special Thanks
今回の記事を執筆にあたって、参考記事としてリンクの許可をいただきました以下の皆様に改めて御礼申し上げます。