前回の工程では、クロス貼り作業の下地作りが始まりました。
外構工事は水道の位置が悪く、水道屋さんの調整中だとかで本日作業は無し。
というわけで、本日のレポートはクロス貼り作業のレポートとなります!
クロス貼り作業
作業初日と二日目は、こんなパテでしっかりボードの表面を均す作業を行い、しっかり下地の準備を進めました。
なんだか食べたら美味しそうですねぇなんて話をしていたら、実際に身体に悪いものが入っているわけじゃないからと、作業中にお腹が減り過ぎた職人さんで食べた人がいるって笑い話をされました。どんな味がするんだろう…
余談はさておき、クロスも届いており遂に本日15日からクロス貼りが始まりました!
オペレーション・クロスファイア開始です。
自動糊付機
クロス貼りの定番となった自動糊付機が登場しました。
寸法を入力し、壁紙を差し込んでスイッチオンをすると、自動的に糊付けをしながらカットをしてくれる優れモノ。実物は初めて見ました。
このように、機械で自動的に糊付ができる時代になったんですね…
クロス貼り
糊付をしたクロスを早速壁に貼り付けていきます。
少し天井にはみ出すように貼り付け、手で軽く伸ばしていきます。
窓部分にあたるクロスの一部を切る予定のため、その部分の下地にマスキングテープを貼っていきます。
一旦、窓部分も含めてクロスを貼り、ヘラでしわが出ない様に綺麗に伸ばしていきます。手慣れた手つきで綺麗に伸びていきます。
素人がやるとこうも一発で綺麗には伸びません(やったことがある)。
基本的にはこんな要領で貼っていきますが、色々細かい部分はそれぞれの技があったので個別に紹介します。
三方クロス巻き込み仕上げ
三方クロス巻き込み仕上げというのは、窓枠は下だけで縦と上の部分はクロスで仕上げるという様式です。
これは素人目にはなかなか難しい処理です。
まず、窓の下枠部分で切れ込みを入れ、下枠の下の壁にクロスを貼りつけ仕上げをして行きます。
その後、巻き込み部分へクロスを貼りつけていき、余った部分をカットします。
左側の壁には新たにカットしたクロスを巻き込みます。
最後に残った上の部分には、また別途クロスを持ってきて巻き込みます。
巻き込み部分の拡大です。綺麗に末端処理されていますね。
そうして、壁一面が完成。
壁紙同士のジョイント
クロスはある程度のサイズしかないので、広い壁を施工する場合は同じクロスを複数並べて施工するため、クロス同士のつなぎ目を綺麗に処理して一体化させるように施工します。これをジョイントと言うそうです。
まず、ジョイント部分となる壁紙の重なり部分にマスキングテープを貼っておきます。
そして、二枚の壁紙を重なる様に貼っていきます。
それぞれのクロスを綺麗に仕上げたら、ジョイント部分に地ベラを当ててカッターで切っていきます。
最後に、マスキングテープを剥がして左右のクロスを一体化させ、バケとローラーで撫でつけて綺麗に整えます。
プロの腕にかかるとジョイント部分が本当に目立たないですね。
例えばこの写真も、よーく見ないとジョイント部分が解らないと思います。
階段部分
階段部分の施工の様子もご紹介します。
まず、クロスをだらっとたらして、切れ込みを入れていきます。
切れ込みから蹴上と踏面それぞれの巾木に合わせて仕上げをして行きます。
そして、完成。実に手早くちゃっちゃと終わらせていました。
なお、一時的にとはいえ糊のついた壁紙が巾木や貼りつけた壁紙についてしまうので、こまめに濡れたスポンジとタオルで糊を拭き落としています。
まとめ
以上、紹介したようにクロス施工を行ってくださっていました。
ムラもなくしっかりと綺麗に貼っていただき、流石プロだなぁと思いながら見学させていただきました。
クロスを貼る順番としては、天井⇒壁の順番がセオリーだそうで、先に天井のクロス貼りが行われました。
あんまり多数の写真を載せると、Web内覧会のネタが無くなるので、クロス貼り施工のレポートは今回で終わりです。
明日16日でクロス施工は完了し、後付け収納やら電気工事などの設備工事が始まります。
次回のレポートもお楽しみに!