現在ブログの本筋では、着工編において我が家の完成も間近というところまで来ております。
ただ、黙っているだけで出来上がった家で快適に生活がスタートを切れるわけではなく、新居での生活に向けて様々な手続きやライフラインの開通手続きが必要になりますので、この『入居準備編』ではそのあたりのお話を中心に扱っていこうと思います。
今回は、今や生活インフラの大事なライフラインの一つでもある「インターネット接続工事」について扱っていこうと思います。
そして、このブログはヘーベルハウス建築記ですので、ヘーベルハウスがオーナー向けに展開している「へーベル光」を中心にお話を展開していきますが、他の住宅メーカーで建てた方も、基本的な部分では参考になるのではないかなと思います。
自宅にインターネットを引く
マンションやアパートの様な集合住宅の場合、最近ではインターネット接続サービスが元々ついている物件も増えてきましたが、戸建ての住宅を新築する場合はインターネットへ接続するための様々な手配を施主自身が行う必要があります。
今回は、自宅にインターネットを引くために必要な手配や、最低限のインターネット接続のための知識を得ていただくことを目的にこの記事を書きます。
インターネットを引く方法
インターネットって何?というところについては、今回の記事では触れません。もっとその辺に特化した他のサイトが沢山ありますので、検索してみてください。
新築した戸建て住宅でインターネットを利用する方法は大きく二つあります。
- 固定回線のインターネットを引く
- 無線回線のインターネットを引く
固定回線のインターネットというのは、光回線等のインターネット通信に必要な物理回線を自宅に引き込み工事をして、その物理回線を経由してインターネットに接続する方法です。代表的なサービスとしてはNTTのフレッツ光ですね。
もう一つの無線回線のインターネットは、自宅に物理回線を引き込むことなく、インターネットに接続する方法です。
代表的なサービスとして、WiMAXやSoftBank Airなどがあります。
今回は固定回線のインターネットを引くための準備について書いていきます。
固定回線のインターネットを自宅に引く
自宅が光回線の提供エリアか
今回は光回線についてのみ触れます。
2020年現在、フレッツ光のカバー率は95%ということらしいですが、要は居住するエリアに光回線が通っているかどうかということが大事です。
大前提として、自宅のエリアに光回線が敷設されているかどうかを確認すること!
新興住宅街などでは、まだ光回線が開通していなかったりするので、フレッツ光の公式HPの提供エリア検索で自分の住所が該当しているか確認してみることをお勧めします。
もし提供エリア外の場合、NTTやKDDIに光回線の敷設が可能かどうか相談してみると良いかもしれません。
へーベル光を利用する前提ならば、NTTに確認する必要があります(へーベル光はNTTのフレッツ光の回線を利用したサービスなので)。
もし、あらかじめ利用したいインターネットサービス(NURO光やAUひかりなど…)がある場合は、それぞれの会社に問い合わせましょう。
インターネット回線が自宅に引き込まれる仕組み
先のセクションで、自宅の住所が光回線の提供エリアかどうかが大前提とお話しましたが、提供エリアだった場合が前提のお話です。
光回線は電柱などの送電線網などと同じように電柱に通っています。一部のエリアでは地下ケーブルになっているかもしれません(そういえば東京都知事が都内の電柱を全部地中化するなんて言ってたけどどうなったのかしら)。
水道やガスと同様に、光回線も自宅に向けて分岐させてケーブルを引き込む必要があります。
以下の画像をご覧ください(NTT東日本の図解を借用)。
電柱から光ケーブルを家の中まで引き込む必要があります。最近のハウスメーカーの家だと情報分電盤が搭載されているので、この情報分電盤まで光ケーブルが引き込まれます。下図のステップ①の部分ですね。
光ケーブルをそのままパソコンなどに刺しても使えないので、回線終端装置が必要になります。
凄く大雑把に言うと、パケットを光に変換する装置です。これが上図の②にあたる部分になります。
ステップ③の部分は、各施主がWiFiルーターなどを買ってきて設置し、パソコンやスマホなどと接続する設定を行う必要があります。
インターネット回線引き込み工事の注意点
光回線を自宅まで引き込む工事が必要というお話をしましたが、新築住宅(特に注文住宅)の場合、ハウスメーカーから家が引き渡された後にしかこの引き込み工事を行うことができません。
何故なら、建築中の家は厳密には引き渡されるまではハウスメーカーの所有物であり、施主のモノではないため、ハウスメーカーの請負工事範囲外の工事は行うことができないからです。
つまり、引き渡しを受けたその時からインターネットが使える様にはなりません。
せっかくの新居、引き渡されたその日からインターネットも利用できるようにしたいものですよね。
インターネット接続サービスプロバイダ
ヘーベルハウスでは、ヘーベルハウスオーナー専用のインターネット接続サービスプロバイダ事業を行っています。
その名も、『へーベル光』。
インターネットを利用するには、前のセクションでもお話しましたが光回線の自宅への引き込みが必要です。
しかし、回線があるだけではインターネットは利用できません。
インターネットサービスプロバイダー(ISPと略されます)と契約し、契約したサービスプロバイダが提供するインターネット接続サービスに引き込んだ光回線を経由して接続しに行くという理屈になっています。
例えて言うなら、東京近郊で電気を使う場合は東京電力さんの電線を自宅につなぐ必要がありますが、実際に電気を利用する契約をどこかの会社(以前は東京電力独占でしたが、電力自由化で様々な電力提供会社を選べます)と締結し、電気料金を支払って電気を利用します。
私は現在、東急東横線沿線に住んでいるので、東急電鉄の電力会社である東急電気と契約して電気を使っています。
同じようなイメージで、インターネットサービスを利用するために、OCNやニフティ、So-netと言ったISPと契約する必要があります。
このへーベル光というサービスは、要は旭化成が経営するへーベルオーナー向けのISPであり、NTTフレッツ光の光回線を使って、へーベル光のインターネット接続サービスを利用できるという訳です。
へーベル光のメリット
引き渡し前に工事が可能
これは私の独断と偏見ですが、へーベル光の最大のメリットは、自宅が引き渡される前にインターネット接続工事を完了させられるというところです。
また、へーベル光は、旭化成ホームズの系列会社であり、住宅建設中というタイミングでも旭化成ホームズとへーベル光の間で調整して、建設中のタイミングでNTTの光回線の引き込み工事から、インターネット接続のための各種手配を済ませてくれます。
施主はへーベル光に申し込みさえすれば、後はヘーベルハウス側とへーベル光の間で勝手に調整して工事を全部やってくれるので、この辺の知識に疎い人にとっては楽ができます。
回線敷設工事もヘーベルハウスが面倒を見てくれる
インターネット接続工事の調整は基本的に施主が自分自身で行う必要があります。
しかし、へーベル光を利用する場合は、ヘーベルハウスの建築工事の中で作業を行えるため、回線敷設工事の際に勝手に変な場所に穴を空けてしまったりというトラブルも防げますし、万が一回線敷設工事で何らかの不具合が出たとしてもヘーベルハウス側で面倒を見てくれます(別の工事会社に依頼して、工事ミスでトラブルが発生すると、最悪ハウスメーカーの保証対象外となることも有り得ます)。
別の会社のインターネット接続サービスを利用したい場合、ハウスメーカーとの調整次第で建築中に光回線引き込み工事を行うことができる場合もありますので、へーベル光にしないと引き渡し前工事は絶対にできないという訳ではありませんが、その場合調整は施主が中心となって行う必要があるので、相応の労力は覚悟する必要があります。
まとめ
私がこうやってへーベル光の紹介をしたところで、紹介料が貰えるわけでも何でもないのですが、ヘーベルハウスのオーナーならではのサービスの一つとしてのご紹介となります。
へーベル光の契約を取ったところで、営業マンの成績にならないようですので、営業マンがこういったインターネットとかの知識に疎い場合はあまり積極的におススメをしてくることがありません。私の担当営業マンも、パンフレットをくれましたが「参考までに~」という体でした。
私は本業が情報通信産業で、こういった技術を飯のタネにしていますのでインターネット接続工事の調整など、正直朝飯前なのです。
しかし、必ずしもこういったことを熟知しているオーナーさんばかりではないと思いますので、とりあえず楽にインターネットを使えるようにしたいという場合には、このへーベル光は楽ができます。
注文住宅を建てて、各種手続きをしつつ引っ越しも…となるとやることが本当にたくさんあります。
その中で、手を抜ける手段の一つとしてご検討してみてはいかがでしょうか。
入居準備編第一号の記事は、宣伝の色合いが強くなりましたが…
今後も引き続き、入居前に行った各種手続きやお役所や税金関係の手続きについて触れていきますので、参考にしていただければ幸いです。
次回、不動産取得税減税手続き
次回は多分、不動産取得税減税手続きのお話になると思います…(目下手続き中なので)
こんな請求が来たぞ!
2020年12月22日追記
必要書類がそろってないので、先に引越しの記事を書きました…
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