前回までの工程は…
木工事が遂に完了しました。我が家の内装の形がこれでほぼほぼ出来上がり、家らしくなってきています。
10日は木工事完了に伴うヘーベルハウスの完成検査でしたので、その検査に立ち合いをしました。
木工事完了検査
ヘーベルハウスの現場管理
ヘーベルハウスでは工程の節目で必ず現場監督による完了検査が行われます。
ヘーベルハウスでの新築工事では、実際に施工を行う施工店の工事監督と、ヘーベルハウス側の現場監督の二名(厳密には各職種毎に取りまとめの人がいるのですが、基本的に現場に出てくるのはこれらの人です)が、施工管理として現場チェックを実施します。
今回我が家は、旭化成住宅建設というヘーベルハウスの子会社が施工店となりましたので、旭化成住宅建設から工事監督が配属されています。
現場への顔出し回数が多いのは工事監督の方で、ヘーベルハウスの現場監督は節目での完了検査及び工程全体の管理を実施しています。
今回は木工事完了という大きな節目でしたので、ヘーベルハウスの現場監督が直接検査にやってきました。
完了検査
例の如く私も検査に立ち合いをしたわけですが、監督はまず外装チェックから実施してきました。
外装の破損や傷などがないかどうかを目視で確認していきます。
どうしても資材搬入や足場の解体などで外壁にぶつかったりして傷ができてしまいます。
そういった部分に一つ一つチェックの印を入れていきます。
写真では見辛いですが、ちょっとした擦り傷がついている部分を目ざとく発見し、外壁補修の目印である黄色いマスキングテープを貼っていきます(テープの色は各ヘーベルハウスの支店で違うかも)。
室内では建具などの傷や建て付けのチェック、そして壁の石膏ボードの段差チェックなどを行っていきます。
時折平衡器を出して水平確認なども実施していました。
今回大工さんは綺麗に仕事をしてくれたので、室内に関してはほとんど指摘はありませんでした。
タイル床も、タイルを1枚毎に金属棒で叩いて、その音から浮きがないかや空洞ができていないかどうかを確認していました。
木完チェックで見つかった不具合
今回のチェックでは、主にちょっとした外装部分でのひっかき傷や破損。内装では石膏ボードの一部浮きが出ているなどわずかなもので、大きく再施工などの施工不良は見つかりませんでした。監督も「今回の工事は本当に丁寧に進められていて、指摘事項が普段よりも断然少ない。」と言っていました。私も毎日現場を見ていて、職方は皆丁寧に仕事をしてくれていたのを知っているので、自分の事の様に嬉しかったです。私は施工を見ていただけなのですが(笑)
しかしながら、この検査で一つだけ設計上のミスが見つかりました。
我が家は階段に特殊なブラケット(施主支給)を採用しているのですが、その取付位置をヘーベルハウス標準品のブラケット照明の位置で取っていたため、特殊ブラケットだと階段の上り下りでブラケットが通行人の頭に激突することがわかりました。
これは実際の生活で不具合が出るということで、急遽高さを変更してくれることになり、早速夕方には大工さんと工事監督が舞い戻ってきて是正工事を行ってくれていました。
これに関しては現場の大工さんには非はなく、施主支給品の品を現物確認してみないと気付かないという特殊なケースだと思います。
検査日にその施主支給品のブラケットをきちんと持ってきてくれていた監督は流石です。
その他にも、ちょっとした疑問とかにもその場ですぐに確認して、しかるべき対応を行ってくれるので、実に良い現場監督にあたりました。
そんな感じで、10時からスタートした検査は昼には無事に完了しました。
家造りしている施主たちにお勧めしたい検査立ち合い
家の建築中の方は、こういった中間検査に是非立ち会うことをお勧めします。なぜなら、今回の照明の位置の様な問題は、クロスを貼る前と後だと手戻りが全然違います。
手戻りがまだ少ない段階で気付けると、是正工事による工期遅延も最小限に済み、工期ひっ迫による作業の質が低下する原因も少なくすることができるわけです。
コンセントの位置なども、この段階だと実際の位置が見えてくるので、位置の移動や修正などの実質のラストチャンスとも言えます。
仕事などでなかなか立ち合いも難しいかもしれませんが、後悔ポイントを減らす一つのチャンスだと思いますので、積極的に立ち会いましょう。
タイル施工
木工事完了検査をしている裏では、タイル職人の方が入ってタイル施工を開始されていました。
実は我が家は3か所にタイル床を採用しています。
- キッチン床
- 洗面脱衣洗濯室床
- 玄関土間
水回り用クッションフロア等耐水性の高い素材の床は確かにあるのですが、それでもベニヤ板に違いはない訳で、水回りでの劣化はどうしても早そうなので採用しませんでした。
また、キッチンに関しては油跳ねや中華鍋の振り過ぎで具材が床にこぼれたりもするため、清掃のしやすさという観点からもタイルが有利と判断し、奮発しました。
トイレは、便器交換の際にタイルだと費用が大変なことになるケースもあるというので、トイレだけはクッションフロアです。まあ、私座り小便派なのでこぼさないし…
キッチンタイル施工
早速、我が家のキッチンタイルの施工の様子です。
このタイルを床に貼っていきます。
タイルは専用のボンドで接着していくのですが、この接着剤の名前が怪しい…
その名も『ミラクルボンド』
そういえば、Oracle利用に特化したミラクルLinuxというOSもありましたね…
このミラクルボンドを電熱湯沸かし器で沸かしたお湯に入れて柔らかくします。
温めている間に、タイルを仮置きしていきます。
また、一部のタイルは建具に合わせてカットしていきます。
鏝でボンドを均一にのばしていきます。
一気に全部塗るのではなく、8枚ずつくらいの単位で少しずつ作業を行っていきます。
また、タイルとタイルの間には専用のスペーサーを入れていきます。
そうして3時間程度で完成。
これで1日乾かして、翌日目地を入れていきます。
洗面脱衣洗濯室床
水回り部屋の床もキッチンと同じ要領でタイル貼りを進めていきます。
脱衣所も兼ねているため、ここのタイルは断熱性能の少し高いタイルをチョイスしています。
ここには床下点検口があるため、点検口のハッチにも綺麗にタイルを入れていきます。
そんなこんな苦心の末、水回り室の床も完成です。
玄関タイル
玄関土間とポーチは同じタイルで連続性を持たせる設計としています。
まずは、土間部分とポーチ部分の面を合わせるためにモルタル施工から始まりました。
木枠を組み、モルタルを打っていきます。
また、玄関土間にもモルタルを打ちます。
鏝で平らに均していきます。流石プロの左官、綺麗に上手に均していきます。
モルタルを打ったら、今度はタイルを敷いていきます。
玄関ポーチが若干寸足らずで、タイルの端が微妙に切れてしまうからと、モルタル増し打ちでポーチサイズを拡大してくれることになり、熟練の左官職人がサイドのポーチにモルタルを打って整形していきます。
タイルの完成は、また追々公開します。
次回工程
この日の昼過ぎに新たな搬入がありました。
遂に我が家のキッチン取付作業が開始されます。
次回は、キッチン取付密着レポートです。
引き渡しまで、残り17日!