前回までの工程は…
家のマスコットキャラクタータイルのお話でした。
今回は都市ガスを我が家へ繋ぎこむガス本管取り出し工事のレポートとなります。
ガス保管取り出し工事
我が家はオール電化住宅にはしていません。従って都市ガス引き込みが必要となります。
イマドキガス?と思われた方は以下の記事を参照してくだされ。
では、早速工事の様子をレポートしていきます。
地面掘削
ガス管は地面の下に通っていますので、家にガス管を引き込むためには道路を掘削してガス管を引き込む必要があります。
という訳で、本日は家の前の道路を通行止めにして路面掘削が行われます。
この工事は東京ガス(から委託を請けた業者)さんがやってくれます。
早速前面道路と敷地内のガス管が通る地面を掘削します。
前面道路までガス管が来ているため、以前の水道管工事の様に長い距離を掘る必要がなく、最低限の範囲のみ掘ります。
※難航した水道管工事については以下の記事参照
とはいえ、水道管工事の時もそうでしたが、U字ブロックの排水溝の下をくぐらせなければならないので、深い位置まで掘る必要があります。
また、道路側も水道管が通っているため、ユンボである程度掘ったら残りは手掘りです。
しかも、硬い岩盤があるので掘削機で砕きつつ掘り進めます。土中にはガラも多く、ここの土地造成をしたときにどんな工事をしたのやら…
貫通
苦心の末何とか掘削を行い、道路側にはガス管が露出しました。
自宅敷地側へはドリル使って、ガス管が通る穴を何とか貫通させました。
手前に見える黄色い管は、既に自宅側に配管されているガス管です。
トンネルが貫通したら、ポリエチレン管(PE管)のガス管をトンネルに通します。
このPE管はプラスチックのようですが、非常に強度も高く、曲げ力や引っ張り力にも強いため、多少の地震では管が破損することはないそうです。
近年、ガス管の色は黄色という決まりになっているようですが、90年代初めくらいまではガス管は緑色だった時代もあるそうです。
もし近所でガス管工事をしていたら、ガス管の色を確認してみましょう。もし黄色なら比較的新しい管ということになります。
ガス管の繋ぎこみ
トンネルを通ったガス管を、ガス本管に接続する必要があります。
ガス管を分配する弁付きの分配器を本管に取り付けます。
一方、家側のガス管には圧力計測器を取り付け、圧をかけてガス管に穴が開いていないか確認を行います。穴が開いていると圧力が下がるのでわかるという理屈ですね。
その後、本管とつながるPE管と自宅側のPE管を接続します。
本管側も分岐器と分岐管が接続されました。水道工事の時同様、本管側のガスを止めなくても分岐させることができるんですね。
ここで不思議な機械が登場しました。
この機械からケーブルを延ばし、ガス管の接続部にケーブルを接続します。
これ、何をやっているかと言いますと、接続部のPE管の中には電熱線が仕込まれており、ここにこの機械から電気を流し電熱線で温められたPE管の面が溶けて圧着される仕組みになっているそうです。
配管圧着が完了したら、圧力計で気密測定を行い、ガス漏れがないことを確認します。
通ガス検査
一通りの配管工事が終わりました。
自宅側の配管にガスセンサーを接続し、ガスがきちんと宅内配管まで通っているか確認します。
きちんとガスが通ることが確認できたら、仮止め栓を本止め栓に差し替えます。
自宅側も同じく本止めします。
復旧工事
ガス管が接続されたので、今度は埋め戻し作業です。
ガラが非常に多かったので、業者さんが持ってきた土を足して埋めていきます。
土を戻し、数十センチ毎に転圧機で踏み固め、土を足して踏み固めと繰り返していきます。
土の転圧が完了したら、今度はアスファルトを撒いていきます。
撒いたアスファルトを再び転圧機で転圧していきます。
転圧が完了したら、ガスバーナーで仕上げです。
最後に、ガスのGマークをスプレーマーキング。
無事、完了しました。
朝の8時に集合し、12時には作業は完了しました。
非常に手際が良かったです。
本日の工程レポートは以上です。
次回は、いよいよ木工事完了と完了検査になります。
お楽しみに。