前回までの工程は…
室内木工事の軽天施工でした。
今回は室内工事と並行して、外部工事である軒天と雨樋配管工事となります。
軒天施工
軒天とは
軒天って何ですか?って人もいるでしょうから、まずは軒天とは…
軒天とは
屋根の外壁から外側に出ている部分(軒裏部)の天井のこと。「軒裏天井」とも呼ばれます。
我が家で言うと、ここの部分です。
ヘーベルハウスの軒天事件
ヘーベルハウスの軒天と聞くと、ある事件を思い出す人もいるかもしれません。
それは、2007年に発覚した建材大手のニチアス株式会社の軒天が、耐火性能を偽装していた問題で、ニチアス製の軒天を採用していたヘーベルハウスを含むハウスメーカーの軒天が求める耐火性能を満たしていなかったことが発覚した事件です。
この事件から発覚後、旭化成ホームズは直ちに問題の軒天を採用している全棟に対して無償交換を行いました。この辺の対応について、旭化成ホームズは早いんですよねぇ…
この事件の後、軒天はどこの製品を採用しているのかを聞くのを忘れました。まあ、流石にニチアス製品はもう使ってないんじゃないかしら…
軒天施工
前置きが長くなりましたが、早速軒天施工のレポートに入っていきます。
我が家が採用した軒天は、木目調の軒天です。ヘーベルハウス標準の軒天は白っぽいベージュの奴なのですが、外壁が黒いのと、ビルトインガレージを少しでも古屋風にしたかったので、オプションとなるこの木目調をチョイスしました。
まずは、軒天を貼る軒下部分に、軒天ボードを支えるレールを打ち付けていきます。
レールの取り付け後は、軽天の下地材を組んでいきます。
軽天を組んだら、ロックウール断熱材を天井裏に敷き詰めていきます。
この時、剥き出しの梁にもロックウールを巻き付けることで、ヒートブリッジ対策も行っています。
採用しているロックウールは以下の製品でした。
まさかここでニチアスが登場するとは…(笑)
シーリングライトが付く部分には下地補強と配線の取り出しを実施します。
下準備が終わると、軒天ボードを打ち付けていきます。
打ち付けたビスの面や、ボードのつなぎ目を綺麗に処理したら、軒天は完成です。
黄色い紐はシーリングライトの配線です。
玄武色の外観とマッチしていて、オプション代を払った価値があったと思います。
雨樋配管
我が家は北側斜線規制の関係で、一部が斜め屋根になっています。
そのため、斜め屋根部分には雨樋が付けられます。
雨樋の搬入とトラブル
上記の図面を見ていただいた通り、この雨樋は非常に長さのある部材となります。
作業日前日に配送業者から部材が届きました。
縦雨樋はパナソニック製品を使っているようです。
さて、ここで問題が起きました。
屋根雨樋の部材は、3メートルの部材を組み合わせて取り付けるのですが、箱を開けてみると…
ばっちり折れていますね~
この雨樋、三菱ケミカルインフラテック社の製品なのですが、軽量化されているため部材自体の強度はそこまで高くありません。
そのため、搬送の際に3メートルもの長さがあるので箱の端を持って運んだ際に、自重で折れ目が入ってしまったようです。
こちら、一度返品して再度新しいものが届くまで設置ができないので、この日は縦雨樋の一部と、雨樋を固定する足を設置するところまでしか工事ができませんでした。
その他の外部工事
この日は電気屋さんも来ており、換気扇のフードや外部電源コンセントの施工を行っていきました。施工シーンは邪魔になるので撮影できなかったので完成状態の掲載となります。
木工事進捗
外部工事と並行して、中では木工事が引き続き実施されていたので進捗のレポートです。
斜め天井の軽天施工
先日に引き続き、軽天施工が行われていましたが、3階の斜め天井の下地材を入れるための施工が行われていました。
軽天を組むにせよ、斜めに組まなければならないので、軽天を支えるレールを斜めに固定する必要があります。
慎重に確度を付けて土台を構築していくので、なかなか時間がかかる作業でした。
その他の軒天
その他のフロアの軒天も順調に施工が進んでいました。
天井裏点検口も設置されています。
また、シーリングライトを取り付ける部分の天井下地補強の板も施工されました。
以上、本日は軒天施工と雨樋配管施工(の一部)と、引き続き内装軽天施工でした。
次回は付加断熱施工とユニットバス施工下準備及び、外設工事となります。
引き続きお楽しみに。