前回までの工程は…
外壁吹き付け塗装でした。
家の顔ともなる外観の色が入り、建て方の時とは雰囲気が変わって、打ち合わせ時のイメージにだんだん近い形へと変貌を遂げる中、内部では着々と工事が進んでいました。
ヘーベルハウスの木工事
木工事については前回の木工事の記事で、外周壁の間柱パーツの組付けまでレポートしていました。
今回はこの間柱パーツの本留めからの天井板用の軽天パーツ取付がメインの工程となります。
間柱パーツの本留め
前回の記事ではさらっと間柱と書きましたが、間柱って何?という人もいるでしょうから、以下のサイトをご参照ください。
一般的な木造住宅と違い、ヘーベルハウスは構造が違うため、単純比較はできないのですが、ヘーベルハウスの間柱は純粋に内壁(石膏ボード)を固定するための構造となります。
胴縁は外壁となるへーベル版に(断熱材のネオマフォームの板を貫通し)直接打ち込まれており、その胴縁に金具で固定されます。
一部はワタクシのエジプトの神々にも打ち付けられていました。ナイル川が氾濫してしまう…
換気口が付く場所は、補強用の金物が施工されます。
窓枠
我が家の窓は四方枠と三方クロス巻きの2種類の窓があります。
四方枠の窓は、指定した色の枠木で施工されます。
一方、三方クロス巻きの場合は、底面の化粧板以外は無地の合板枠が使われます。
下地補強
石膏ボードの下地補強は、注文住宅を建てる方はよく聞くキーワードだと思います。
壁掛けテレビなどの重量物を壁に打ち付ける際には、下地補強を行う必要があります。
ヘーベルハウスの下地補強は1面毎に費用がかかります。ただ、費用をかけているだけあり、意外と立派な板が組まれます。
パーツ化された間柱パーツの枠にピッタリはまるサイズのベニヤ板が成形された状態で納品されるので、必要な個所に金物で上記の写真の様に固定していきます。
測り忘れましたが、なかなかの厚みがある下地補強板です。これなら壁掛けテレビでも問題なく打ち付けられそうですね。
下地補強板を間柱パーツに固定する金具はこのようなものです。
天井軽天施工
壁の間柱パーツの施工が一通り終わると、天井の下地となる軽天の施工となります。
まずは、外周壁側に軽天の受けとなるレールを施工していきます。
軽天の格子は、梁に対して水平に、桁に対して垂直に組まれていきます。
桁と交差する部分には金物で桁の鉄骨と固定していきます。
床に接する部分については、墨入れを行って位置決めを行いますが、天井の場合は墨入れが大変なため、最近ではレーザー照射で位置決めを行っています。
なお、床には古典的な糸での墨出しを行っています。
一本一本きちんと計測して、天井の軽天がこのように施工されました。
明日以降も引き続き木工事は続きます。
引き続き日々レポートを行っていきますので、明日もお楽しみに…