前回までの工程は…
2階と3階の床にセルフレベリング剤を打つSL工事でした。
そして、週が明けた16日からは木工事が始まります。
木工事とは…
木材を主材料にその加工,組立て,取付けを行う工事と定義されています。
鉄骨住宅であるヘーベルハウスも、流石に内装も全部鉄骨という訳ではないので、内装は木でできています。
つまり、ヘーベルハウスでの木工事とは内装工事段階ということになります。
ヘーベルハウスの木工事
実際にヘーベルハウスではどのような手順で木工事が進められていくのか、今後数回に分けてその様子をレポートしていきます。
資材搬入
朝から木工事に必要な諸々の部材がトラックで搬入されてきました。
この日、外壁塗装も並行して行われていたので現場は上を下への大騒ぎでした。
1階床にスタイロフォームを敷く
前回、2階と3階の床にはSL工事でレベラーを打ってモルタルの床を作りましたが、1階については床へーベル版の上に60mmのスタイロフォームを敷き詰めます。
断熱工事の段階では、壁際にこの60mmのスタイロフォームを設置していただけですが、床全体にスタイロフォームを敷くのは内装担当の大工さんが実施するようです。
この日、私が寝坊して現場に遅刻したので(笑)、現場に着いた時には既にスタイロフォームが貼り終わっており、スタイロフォームの上に被せる合板が施工され始めていました。
床に下地合板を施工する
前のセクションでも触れましたが、スタイロフォームを敷いた後はその上に合板の下地板を敷き詰めていきます。
現場で実際に寸法を測りながら、材料を切って施工していきます。
この時点で玄関の上がり框は非常に段差の大きい状態になっています。
追々、土間部分がモルタルとタイルで埋められるので、高さはもう少し下がる予定です。
丁度この部分が1階床の構造を地層の様によく示しています。
興味のある人向けですが、下地合板は以下のモノを使っているようです。
壁の間柱材
壁板となる石膏ボードと壁との間に入る間柱について、ヘーベルハウスでは二種類の材料を使っています。
まず、外周壁となる壁には木の間柱パーツを使用しています。
この木の間柱パーツは、一つ一つ設置される場所が決まっているので、現場では設計図通りに組み付けていくことになります。
室内の間仕切り壁については軽量鉄骨の間柱を使うそうです。
細かい仕様がコロコロ変わるらしく、図面と手順書を元に入念に打ち合わせをして施工を行っていきます。
大手ハウスメーカーも日々研究を重ねて、工法はマイナーチェンジを繰り返しているんですね。
窓枠の施工
窓サッシはまだそのままむき出しの状態なので、木製のサッシ枠を施工していきます。
既に塗装表面処理された状態で部材が納品されてきます。
それを現地で組み立てて、サッシに組み付けます。ニトリかIKEAの組み立て家具みたいですね。
サイレスに油圧ダンパー取り付け
重量鉄骨のヘーベルハウスには標準搭載されるオイルダンパー式の制振装置であるサイレスですが、今まで肝心なオイルダンパーは装着されていませんでした。
木工事の時点で、オイルダンパーが搬入されてきて大工さんが取り付けることになっているそうです。
このオイルダンパーをサイレスの鉄板に取り付けます。
ちなみに大工さんは、エジプトの神々の落書きにはノーリアクションでした。
オイルダンパーを取り付けようとしたところ、どうやらマイナーチェンジされていたようで取り付け方がわからないということで、取付手順を確認して改めて取り付けるようです。「仕様がしれっと変わるから大変…」とボヤいておりました。
間柱の施工
流石工業化住宅の権化でもあるヘーベルハウスなだけあって、間柱もパーツ化されています。
それを現地で決められたパーツを組み付けていくことになります。
とはいえ、一部配管が干渉したりするのでその部分は現場合わせでカットしたりします。
まとめ
以上、初日は主に資材搬入と床下地材の設置及び、間柱パーツの配置がメインとなりました。
翌日以降、更に木工事は進んでいきますので、順次レポートしていきます。
次回は、外壁塗装工事の仕上げ編となります。
おたのしみに。