10月31日、世間ではハロウィンと言われていますが、我が家は(2回目の)上棟祭を行いました。
今回は上棟祭のお話です。
前回までのお話は…
上棟祭
このブログを継続して読んでくれている方はご存じかも知れませんが、検索か何かで初めてこのページを見た方のために一応説明しておきます。
我が家はこれで2度目の上棟祭です(笑)
斯々然々ありまして、いったん上棟祭まで工程が進んだ後に施工不良が見つかり、まさかの一度解体からの建て直しをしました。
今回の記事は、その建て直し後の2回目の上棟祭のお話です。
斯々然々については以下の記事を参照ください…
上棟祭とは
上棟祭とは何ぞや?というところについて、神社の説明を引用します。
余談ですが、引用元の阿佐ヶ谷神明宮さんはJR中央線阿佐ヶ谷駅近くの神社で、親戚の神式葬儀を執り行ってくださった神社です。
『家の柱立てを終えて、棟木(むなぎ)を上げるにあたり、工事安全と建物の堅固長久を祈念する祭儀を「上棟祭」あるいは「棟上げ(むねあげ)」といいます。
中央の柱に御神名、屋船久久遅命(やふねくくちのみこと)・屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)・手直帆負命(たおきほおいのみこと)・彦狭知命(ひこさしりのみこと)・土産神(うぶすながみ)などを記した棟札をつけ、屋上と屋下に祭場が設けられて、神籬が立てられます。そしてさらに棟木には、魔除のための上棟幣と作り物の弓矢、扇などが飾られます。
祭儀は、まず修祓のあとに降神を行い、次に神饌が供えられて、神職が祝詞を奏上します。 そして曳綱(ひきつな:棟木を棟に上げること)、槌打(つちうち:棟木を棟に打ち固めること)と続き、災いを祓うために散餅銭(さんぺいせん:餅や銭を撒くこと)を行います。
このあとに玉串を奉りて拝礼、撤饌、昇神が行われます。
しかし、一般的には略儀として、棟木を上げた後に、その下に祭場を設け、修祓・降神・献饌・祝詞奏上・棟木に切麻を散じ、玉串を奉りて拝礼・撒撰・昇神を行います。 祭儀終了後には、工事関係者に御祝儀を配ったり、近所の人々に対して餅撒きをする地方もあります。』
出典:阿佐ヶ谷神明宮公式ページ Q&A 上棟祭とは何のお祭りですか(最終閲覧日:2020年10月31日)
というわけで、そもそも鉄骨住宅であるヘーベルハウスには上棟という工程自体はないのですが、建て方工事完了を上棟と見立てて、略儀にて上棟祭を執り行いました。
今回も、地鎮祭同様に横浜の『星川杉山神社』さんから神主さんに来ていただきました。
細かい式次第等は、前回の上棟祭実施の記事をご覧ください。
二度目の上棟祭
基本的に上棟式でやることは前回と変わっていません。ただ、これが二回目であるという点だけが一般的ではないという程度でしょうか。
さて、地鎮祭当日は奇しくもハロウィンです。ヘーベルハウス側は大安という日程に合わせてくれたようですが、神道のお祓い行事にケルト神話の魔除けのお祭りも合わせてくるとは、なかなかの力の入れ様です(多分偶然重なっただけだけど)。
これが我が家の上棟祭の祭壇となります。
前回のゴタゴタもありましたので、今回はかなり気合を入れました。
奉納品の数々
まず、祭壇でお祓いを受ける対象として、今後我が家の守り神となってくださる「ラム君」です。
また、伊勢の『伊勢角屋麦酒』様より買い付けた、「熊野古道麥酒」を奉納いたしました。
強力な結界
今回、施主自ら方々を巡り集めてきた厄除けの品々も上棟祭に加えさせていただきました。
まず、伊勢の『松尾観音寺』様より清めの塩をいただきましたので、ご奉納しました。
ご住職、ありがとうございました。
神奈川県には寒川大明神を祭る『寒川神社』があり、ここより全国で唯一の八方除けをご奉納しました。
また、世界遺産としても知られる熊野三山より、『熊野本宮大社』の鬼門守りもご奉納しました。
いくら耐火性能の高いヘーベルハウスとはいえ、火事に遭って良いことはありません。という訳で、富士山の麓に坐する『富士山本宮浅間大社』より、火難消除の護符をいただき、ご奉納しました。
地鎮祭より我が家のお祭りを執り行ってくださっている神主さんは、この奉納品の数々を見て「これだけの守りで結界を張れば、もう施工ミスなどないでしょう(笑)」と、アドリブで祝詞奏上においてもこれらの神仏の加護も含めてくださいました。
各階の四方に切麻とお酒を撒き祓い清め回った後、今回の建築の「鬼門」であったガレージシャッターには更に個別に祝詞を奏上して清めるという念の入れ様でした。
玉串奉奠の時、へーベル関係者の皆様の祈り時間が心なしかいつもより長い気がしたのは、気のせいではありますまい…
こんな強力な神仏のご加護をいただき、今度こそは無事の完成を誓って上棟祭は終わりました。
防水目地工事
上棟祭をやっている裏で、本日の工事も着々と行われていました。
作業内容としては防水目地打ち工事となります。
何をやるかと言いますと、へーベル版を組み上げたとはいえ、まだへーベル版とへーベル版の間や鉄骨とへーベル版の間には隙間が空いています。
そこにモルタルを流し込んで室内への水の侵入を防ぐ「雨じまい」を行うとのことでした。
目地職人の方がモルタルの作成を行っていました。
これをポンプでくみ上げ、屋上から順番に隙間に打っていきます。
ドボドボと溝にモルタルを流し込み、鏝で綺麗に均していきます。
今日はこの床の目地打ち工事で終わりとのことで、作業の邪魔になるので撤収しました。
来週からはベランダやバルコニーの防水シート施工が始まります。
引き続きレポートしていきますのでお楽しみに。
次回