前回までの工程は…
3階壁と天井、サッシとTMDの取付を完了させました。
今回はいよいよ、建て方工事最終日。
さっそく工事内容をレポートしていきます。
建て方工事最終日
建て方工事最終日は、旭化成ホームズの現場監督及び、委託会社である旭化成住宅建設の工事監督による建て方施工チェック及び、細かい微調整工事の予定でした。
また、並行して我が家の建て直しの原因となったガレージシャッターの施工工事も行います。
建て直しのエピソードは以下の記事を参照。
ガレージシャッターの施工
さて、去る2020年7月6日に衝撃の連絡を受けてから、本日(2020年10月27日)で113日目です。あの時ストップというか巻き戻しされた我が家の新築工事が、やっと113日前の状態に戻りました。
そう、予定通りであれば今頃新居での生活開始から1ヵ月経とうというところで、Web内覧会をやったりなんかしていたはずです。というか一か月点検を受けていたはず(笑)
ある意味では、本日の作業を終えて初めて、我が家の家造りの再スタートと言えるかもしれません。
シャッター業者のリベンジ
前回の施工ミスの際に、私はヘーベルハウス側に条件を出しました。
今回シャッター施工をミスった業者は、可能であれば同じところにやってもらうこと
私は日本人あるあるの「失敗したら辞職して責任を取る」という文化が大嫌いです。
失敗したなら、次は成功させる。それが失敗への責任の取り方であると思っています。
100戦して100勝するというわけにもいくまい。1度の敗戦は1度の勝利で償えばよい
@ラインハルト・フォン・ローエングラム
というわけで、今回ヘーベルハウス及びシャッター業者は約束通り、前回シャッター施工で失敗した業者さんを再びアサインしてくれました。
誤算だったのは、そのシャッターメーカーの工事部長及び神奈川管内の責任者が直々に現場にいらっしゃいまして、「この度は…」と。
シャッター施工職人さん2名の他に、メーカーの担当者やら偉い人やらで総勢7名…へーベルの監督もびっくりです。
本日の現場にはへーベルの監督2名に、建て方工事の職人さん3名、足場業者さん2名と現場総監督の私の合計15名という、戸建て住宅か?!という物凄い人数でした。
今日だけで15人日…偉い人もいるから今日だけで人件費100万以上かかってそうですね(笑)
そんな仰々しい雰囲気の中で、シャッター施工工事は始まりました。
今回、ヘーベルハウス側が(私の知らんところで)シャッター業者に対して圧力をかけたのか知りませんが、シャッターがグレードアップしました(笑)
手動シャッターの予定が、なんと電動シャッターになりました!ラッキー。
と思ったのは束の間。電動シャッターって手動シャッターよりもサイズが大きいのね…建て方職人の方が「前回とサイズが違うから、シャッターを隠すへーベル版を留める金具の付け方を変えないと…orz」ってなってました。まあ、結果としてそんな大事ではなかったようですが。
というわけで、早速シャッターの取付が開始されました。
鉄骨梁にウィンチを付けて、シャッターのベースとなる器具をウィンチアップして固定していきます。
シャッター本体の左右、レールが来る部分のベース金物も固定していきます。
前回このパーツを付ける時に、基礎コンクリートが一部干渉するからとコンクリートを削ってしまったわけですが、今回はこのパーツ側を削ってくれました(笑)
写真撮り忘れたけど。
シャッターのパーツはロの字になっており、下部のパーツは地面に設置させる必要があるのですが、まだ土間コンクリートを打っていないので、地面の基礎梁にアンカーボルトを打って、そのアンカーボルトとシャッターの下部パーツを電気溶接して固定します。
これは後に土間コンクリートで埋められてしまいます。
次はいよいよシャッター本体を構築していきます。
真ん中の軸の部分に電動モーター付きの回転軸パーツを取り付けていきます。
その後、シャッター本体を電動モーターの軸に接続させます。
そして、動作確認して完成です!
今回は完璧に仕上げてくださいました。
会社間の問題とか色々あったでしょうが、私としましてはリベンジで大成功ということで、大変満足しております。
実際に使う日が楽しみです。最近の電動シャッターは本当に静かで良いですね。実家のガレージシャッターなんて開け閉めすると戦車の履帯が軋む音がしますもの…
建て方工事最終チェック
さて、シャッター業者が作業をしている裏ではヘーベルハウスと旭化成住宅建設の工事監督が建て方工事確認作業を粛々とこなしていました。
最近はタブレットで写真を撮りつつチェック作業をするんですね。
へーベル版の目地の微妙なずれを微調整
へーベル版を組み付け後、若干の目地のズレやへーベル版同士の凸凹が出てしまうので、そういった部分の微調整を行います。
最後の最後まで地道に作業をしてくださいました。
欠けてしまったへーベル版の補修
やはり作業をしていく中で、どうしてもへーベル版の一部が欠けてしまったりしますので、そういう部分を一つ一つ補修していきます。
鉄骨全体に防腐塗料の再塗布
高力ボルトの部分以外にも、鉄骨全体に改めて防腐塗装を塗布してくれました。
シャッター基部へのへーベル版組み付け
シャッターが無事に取り付けられたので、シャッターボックス含む基部をへーベル版で被う作業が残っていました。
へーベル版をこのサイズに合わせて切って、組み付けていきます。
室内の清掃
工事をしていく中で、室内には大量のへーベル版のカスなどがたまっているので、ブロワーで掃除します。もう室内が白煙に包まれて大変です。
3階から順番に1階まで落とし、最後に箒で仕上げです。
足場にタラップ追加…そして
建て方工事が終わったので、これでクレーン作業は終了となります。
そのため、今後の外壁作業等のために足場にはタラップが組まれました。以前乗った潜水艦のタラップ並みに狭いタラップです。
タラップとガードのある広い足場ができたことで、サプライズ?として監督が屋上を見せてくれました!
屋上には柵の基部が既に設置されており、防水工事を待つばかりとなっています。
ついでに昨日見られなかった切り欠き屋根も見てきました。
風景の写真はお見せできませんが、武蔵小杉のタワーマンション群や、東京スカイツリーも見えますし、多摩川の花火大会も屋上から見えそうです。
そして、再びあの旗がはためきました!
建て方職方との別れ
こうして、無事に我が家の建て方は完了しました。
建て方職人のみなさんは、最初の我が家の建て方、そして解体、再度の建て方と約3か月我が家の対応をしてくださいました。
本当にありがとうございました。
毎日見学に来て、きっとやり辛かったりしたでしょうが、嫌な顔を一つせず色々と教えてくださいました。
もし、神奈川県近郊でヘーベルハウスを建てられる方は、「髙松組」という建て方業者さんに当たったら大当たりです。
最後に一緒に家の至る所でボールを転がしましたが、コロコロと転がることもなく完璧に仕上げてくださいました。
完成したときに再会を約束して、一緒に記念撮影をさせていただきました。
本当にありがとうございました。
この後、防水目地施工やユニットバス等の設備、電気配管工事が入ってきます。
引き続き、ヘーベルハウスが建つ様子を細かくレポートしていきたいと思います。
おまけ
シャッター基部を覆うへーベル版を組み付けたら、結構な量のへーベル版が余ったので、バーベキューサイトを作るためにこんなにたくさんもらいました。
次回は…