へーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

神奈川県川崎市にDINKs夫婦が旭化成へーベルハウスの家を建てた記録

ヘーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

2020年10月24日 ヘーベルハウスの建て方工事④

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ヘーベルハウスを扱うブログの中で最もマニアックに施工を語ると自負する我がブログですが、本日はより一層マニアックな内容です…

前回までの工程は…

www.colonel-zubrowka.com

3階の梁及び床とバルコニー壁の施工まで完了しています。

4回目となる今回の工事では以下の予定です。

  • へーベル版の補修
  • 基礎の笠木施工
  • 軒天笠木施工

この三つです!

では早速見ていきましょう。

へーベル版の補修

へーベル版はALCです。要はスポンジ状のコンクリートなので、通常のコンクリートと比較すると打撃によって欠けたりしやすい素材です。

へーベル版は無機質故の耐火性と耐用年数の長さがその主な特徴です(遮音性とか断熱性とかも特徴とされていますが、詳しくは以下のリンクをご覧ください)。

www.asahikasei-kenzai.com

www.asahikasei-kenzai.com

 

さて、そのへーベル版ですが、施工時に隅が欠けてしまったり、鉄骨に固定するために穴を空けてボルトナットを通したりするので、至る所に穴が開いていたりします。

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搬送中に鉄骨と衝突し欠けてしまったへーベル版

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ボルト留めするために開けられた穴

これらの損傷個所は、建て方職人さんが専用のモルタルで補修して綺麗な状態にしてくれます。

今回はこの作業を追います。

モルタル接着ボンドの塗布

まず最初に、損傷個所にモルタル接着用のボンドを塗布していきます。

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モルタック

旭化成謹製の「モルタック」というボンドを使います。

これを刷毛で補修箇所一か所一か所に塗布していきます。

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モルタックの塗布

補修用モルタルの調合

モルタックの塗布が終わると、補修用のモルタル粉と水を混ぜてモルタルを作ります。

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サンモルC

これも旭化成建材製のALC専用の補修材「サンモルC」というものになります。

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サンモルCと水を混ぜる

サンモルCを水と混ぜて、白玉くらいの硬さにして準備完了。

 

補修作業

「ブロック鏝」を使って、サンモルCのモルタルを穴に埋めていきます。

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マイクロストライプの目地の凸凹を綺麗に再現するため、整形していきます。

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マイクロストライプの目地も綺麗に再現

出来上がりはこのように。色が違いますが、塗装吹き付けで穴は全く目立たなくなります。簡単そうに見えて、高度な技術を要します。

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補修完了後

補修前後

コーナーへーベル版の補修前後を比較してみましょう。

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補修前

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補修後

綺麗に補修されますね。

これを一か所一か所すべてやらなければならないので、気の遠くなる作業です…

 

基礎の笠木施工

並行して、基礎の笠木施工を実施します。

本来、この部材は「水切り」と呼ばれるものです。

詳しくは以下を参照

www.what-myhome.net

ヘーベルハウスではこの水切りも笠木と呼んでいたので、一応その呼称で記述します。

 

まず、基礎上にへーベル版が設置された状態の基礎とへーベル版の間を見てみましょう。

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基礎とへーベル版の隙間

こんな状態のままだと、雨などで水が壁の内部に入り放題です。

そのために笠木を施工し、この隙間を埋めていきます。

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ヘーベルハウスの笠木部材

まず、決められた場所に決められた笠木部材を当てていきます。

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笠木にはハメ込み用の詰めがあるので、ガチっとはめ込みます。

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笠木を固定するためのビスを打ち込みます

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ビスを打つ際に注意しなければならないのは、へーベル版と基礎の間にはビスを受け止める受けがあります。

下の写真で赤く囲った部分ですね。

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ビス受け

この部材の位置にきちんとビスを打たないと固定されないので、注意深く位置を確認しながら施工していきます。

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こういう長い部材だと位置決めが大変そうでした。

なお、後の行程でこの笠木と基礎及びへーベル版の間に防水コーキング剤を打ち、防水施工を実施します。

建て方工事ではここまでの作業となります。

 

軒天笠木施工

次は軒の笠木施工です。

建築用語的にはこういった処置を「見切り」と言います。

ヘーベルハウスではこの軒天の淵を見切る部材も笠木と呼んでいたので、その呼称を踏襲します。

この写真の様に、軒天の淵は鉄骨むき出しのままです。そこにも笠木を当てていきます。

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軒天

まず、軒下の淵に笠木を受ける金物をボルトナットで留めていきます。

なお、このボルトナットのナットにはゴム製のワッシャーがついていて防水性を高めているそうです。

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笠木をはめていきます。

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笠木をはめた後は、固定するためにビス打ちをするのですが、目立たない様に横からビスを打ちます。

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建て方工程ではここまでの作業となりますが、後工程では基礎笠木同様に防水コーキング剤を打ちこみ防水加工されます。

 

本日の作業まとめ

というわけで、本日はへーベル版の補修作業と、基礎及び軒に笠木を付ける作業でした。

非常に地味な作業ですが、とても重要な作業です。

今回も一つ一つ説明しながら作業内容を教えてくれた職人さんに感謝です。

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さて、次回はいよいよ建て方最後の工程となります。

次回もお楽しみに。

www.colonel-zubrowka.com