去る2020年8月20日、住信SBIネット銀行から手紙とメールが来ました。
土地つなぎ融資の清算完了と住宅ローン実行の案内でした。
我が家の住宅ローンについて、簡単にまとめておこうと思います。
ヘーベルハウスオーナー専用住宅ローン
我が家は、土地も家もヘーベルハウスオーナー専用住宅ローンである、旭化成ホームズフィナンシャルの提携住宅ローン(Hiローン)を利用しました。
ヘーベルハウスオーナー専用住宅ローンは、旭化成の子会社である旭化成ホームズフィナンシャルという会社が住信SBIネット銀行と銀行代理業委託契約を結んで、住信SBIの住宅ローンを販売しているので、実質中身は住信SBIネット銀行の住宅ローンになります。
ヘーベルハウスオーナー専用住宅ローンのメリット
金利
住宅ローンで一番気にするのは、金利でしょう。
住宅ローン金利ランキングを見ると、2020年8月時点で以下の様な順位です。
住宅ローンの住宅本舗より
変動金利だと、ヘーベルハウスの提携ローンは3位ですね。十分金利は低い方の部類に入ると思います。
余談ですが、私はヘビーauユーザー(au創立時からのユーザー)で、ジャパンネット銀行の口座も持っているのですが、敢えてヘーベルハウスの提携ローンを選びました。
土地つなぎ融資が使える
金利だけを見れば、auじぶん銀行やジャパネット銀行も良いと思うのですが、上位2社は土地つなぎ融資が使えません。
2020年8月時点
2020年8月時点
https://www.japannetbank.co.jp/service/loan/housing/landing/hlf0001.html
土地と建物それぞれ別々に住宅ローンを組めばよいのですが、それだと審査も融資手数料も何もかも二重でかかることになるので非常に手間です。
つまり、土地つなぎ融資が使えて、金利ランキング的にトップは実は住信SBIネット銀行だったりします(2020年8月時点)。
手続きが楽
住宅ローンって手続きがとても面倒くさいんですね。事前審査から本審査、契約などわざわざ銀行の店頭に赴いて契約書署名捺印したりと、実稼働がかかります。
その点、旭化成の提携ローンだと基本的に店頭に行く必要がありません。事前審査から本審査、融資実行の段取りまですべてヘーベルハウスの営業マンがやってくれます。
契約書の署名捺印も基本郵送対応で、対面はありません。重要事項説明も電話です。
契約書などの署名などは頼めば営業マンが一緒に書いてくれるので、記入ミスなども基本的に心配はいりません(私の担当営業マンは一か所チェックを入れる場所を忘れていて、取り直しになるという笑って許せるヘマをしましたが笑)。
住信SBIネット銀行の仕組みをそのまま使える
ヘーベルハウス専用ローンとはいえ、中身はSBI銀行の住宅ローンですので、ネット画面のSBI銀行口座から住宅ローン残高とかをいつでも確認できます。
繰り上げ返済とかも基本SBI銀行のルールなので、ネット完結しているのは色々楽です。
ヘーベルハウスオーナー専用住宅ローンのデメリット
メリットを書いたからにはデメリットも書かなければならないのですが、デメリットとしては以下の点が大きいでしょうか(どちらかと言うと住信SBIネット銀行のデメリットとも言えますが)。
- SBIの団信は1年以上働けない状態になった時に初めて住宅ローンの残高がゼロになる
これ、住宅ローンに詳しい人やFPさんとしては最大のデメリットとして挙げている人が多いです。
そもそも1年間就業不能って近年では精神疾患くらいしかなくて、精神疾患は対象外なので、この団信意味あるの?って思う人は多いでしょう。
もう一点は、
- 審査にめちゃくちゃ時間がかかります
事前審査だけで1月かかりました…おかげで土地の決済予定が遅れて大変でした…
時間に余裕がないケースではあまりお勧めできない住宅ローンかも知れませんね。
他にもデメリットを挙げている人はいますが、気になる人はググってみてください。
我が家がヘーベルハウス提携ローンを選んだ理由
と言うわけで、我が家は中身が住信SBIネット銀行のヘーベルハウスオーナー専用の提携ローンを選びました。
主な理由は以下の通り。
- 土地つなぎ融資が必要だった
- 手続きが楽だった
- 金利も安かった
つまり、土地つなぎ融資以外そんなにこだわりがあったわけではないのです。強いて言うなら…全部旭化成でやってくれるならいいんじゃね?という怠惰故…
そもそも土地つなぎ融資って?
せっかく住宅ローンのお話を書いているので、ついでに土地つなぎ融資のお話も触れておきます。って、過去に自分で記事書いてた…一応リンクしておきますが、ここでも改めて説明します。
土地つなぎ融資ってどういうことかと言うと、簡単に図にしました。
基本的に注文住宅と言うのは、土地があって初めて家を建てられるわけで。相続とか建て替えとかでそもそも土地が初めからあります!というパターンは良いとして(羨ましい)、我が家の様に土地から買う人もいるわけですね。
ハウスメーカーの分譲地みたいな建物も土地も同じ売り主ならば良いのですが、普通に気に入った土地を買う場合は、土地の持ち主から買わねばならないわけです。
本来であれば、土地の購入には土地の持ち主へ代金の支払い。建物の費用は建築請負先(我が家の場合はヘーベルハウスですね)に支払う必要があります。
上の図のように、支払タイミングは土地と建物では別なわけですね。土地が自分のモノにならないと家は建てられませんから、当然土地の代金支払いが先に来ます。
じゃあ、そのために土地だけで住宅ローンを組みますか?というと、それはそれで二度手間です。また、土地と家で2本のローンを組むのも、無駄に手数料やらがかかります。
というわけで、この問題を解決するために「土地分の費用を先に貸し出し、住宅ローン融資実行の際に土地分の融資分と利息を清算して、一本の住宅ローンにする」のが土地つなぎ融資になります。
土地分融資から住宅ローン実行までの間に利息が年利1.3%かかるんで、若干高くつきますが…
土地から買う人は、土地つなぎ融資の有無も住宅ローンを選ぶ上で大事な要素になるので、調べてみることをお勧めします。
つなぎ融資について、参考になるブログ記事を一つ紹介しますね。
タマホーム施主の三級うんちく士さんの記事です。
我が家の住宅ローンが始まる
というわけで、8月20日に土地つなぎ融資分の清算完了と、住宅ローン実行の連絡がありました。
早速SBI銀行の口座を見てみると…
わーお、住宅ローンの項目に莫大な借金が増えておりました。金額は追々「家づくり暴露バトン」で…
というわけで、本日から私は借金生活となります。予定通りであれば2055年までせっせと返すことになりますが、甘んじてこの借金生活を受け入れることとしましょう。
まだ、家建ってないけどな!(むしろ今壊してる)
次回