住宅建築において避けて通れない話題、それは火災保険と地震保険です。
我が家も諸々ありましたが、この保険関連のお話を決めてきたのでそのお話となります。
ヘーベルハウスの火災保険と地震保険
ヘーベルハウスは、旭化成ホームズフィナンシャルという関連会社が火災保険と地震保険の提供を行っています。
大手のハウスメーカーでは大体どこでも、自社で火災保険や地震保険を取り扱う代理店会社を持っています。とはいえ、大体どこかの引受会社がいるので、保険の中身は大手損保会社というのが多いですね。
斯く言うヘーベルハウスも、東京海上日動さんが引受会社になっています。
この商品はヘーベルハウス向けの商品ですが、補償内容などは東京海上日動の「トータルアシスト住まいの保険」に準じていますね。
ヘーベルハウスの火災保険を選ぶ意義
一般的に保険と言うのは相見積を取って、同じ補償内容でも少しでも安いところで契約するのが良いとされています。ファイナンシャルプランナーに相談しても、大体そういうアドバイスを受けますね。
しかし、我が家は相見積は取りませんでした。火災保険に入るならヘーベルハウスの火災保険と決めていたわけです。
理由は…
万一の場合には、旭化成ホームズへお電話1本いただくだけで、修理・復旧の手配から保険金請求の手続きまで、旭化成ホームズグループがお客様の立場に立って進めてまいりますので、ご安心いただけます。
そう、保険の支払い手続きってやったことがある人ならわかると思いますが、手続きが物凄く面倒くさいんですよ。
その点、ハウスメーカー提携の火災保険のメリットは、ハウスメーカーのアフターサポートが保険関係の手続き含めてすべてやってくれるという点です。
この手間を惜しまないなら、相見積を取って少しでも安いところを選ぶのが良いです。
しかし、我が家はこの手間にかかる時間を金で買ったと思えばよいということで、最初からヘーベルハウス提携保険しか考えていなかった訳です。
補償内容
ヘーベルハウスの火災保険は、火災・風災・水災・盗難や水濡れ・破損と大まかに5つのリスクに対する補償を選択することができます。
更に、火災保険とセットで地震保険に加入することもできます。
どの保障を選ぶかは各家庭でよく吟味する必要があると思いますが、我が家は全部の保障に入ることにしました。
理由は以下に記述します。
加入する保障とそれを選んだ理由
以下にそれぞれの保障に入った理由を解説します。
火災リスク
ヘーベルハウスは難燃性のへーベル版が売りであり、ヘーベルハウスの展示場に行くと阪神大震災で防火壁の役割を担った家の写真が必ず紹介されます。
そんなに強いなら、別に火災保険要らないんじゃない?という人もいるかもしれませんが、いくら強いと言っても家が全焼しないだけで被害自体は免れません。熱風で窓とか割れますしね。
そもそも火災保障に入らないという選択はない訳です。
そして、我が家の住宅ローンの融資条件の一つに(というかこの一つだけですが)、「火災保険に加入すること」というものがあります。
というわけで、火災保険加入は既定路線だったわけですね。
風災リスク
2019年の台風19号の被害は記憶に新しいと思います。千葉では竜巻なども発生し多くの家屋が被害を受けました。
確かにヘーベルハウスは頑丈であり、屋根が飛ばされたりという被害は考えにくいのですが、近隣から何かが飛んできてそれがぶつかったりしたら無傷では済みません。
我が家としては実際に昨年の台風19号での被害を目の当たりにしているわけですから、入らないという選択肢はない訳です。
水災リスク
ヘーベルハウスと言ったらもう、「利根川奇跡の白い家」が有名ですね。
水災が来ても家は流されないでしょうけれども、家の中は無事では済みません。
しかも我が家は、川崎市です。洪水は多摩川の辺に住まう者の定め…
実際2019年の台風19号では…
リアルに水没したわけですね。
多摩川周辺に住んでいるのに、水災保障に入らないのは余程お金がないか、多摩川を知らな過ぎるかのどちらかです。
盗難・水濡れリスク
盗難とか雨漏りによる被害とかの保障をメインとする内容ですが、ここには自動車等による家への当て逃げや、デモなどでの暴徒による被害への保障も含まれています。
自動車などによる当て逃げは意外とあるあるのお話でして、そして恐ろしいことに自動車保険の任意保険加入率はなんと75%を切っています。つまり、4台に1台が無保険車です。
最近はコンビニへのダイレクト入店なんてのもよくあることですので、用心に越したことはない訳です。
破損リスク
これは、家主なんかがうっかり窓ガラスを割ってしまったりなどの自爆に対して保険が使えるという保障ですね。
我が家はケルヒャーで外壁清掃を企んでいるのですが、出力を誤って水圧で窓ガラスを割ったりすることも想定して入っておくことにしました。
地震保険
地震保険については、関東に住んでいて入らないという選択は、地震で家が潰れたら家を捨てて関東を離れるつもりなのか、再建費用が余裕で出せるのか、歴史を知らないのかという位に当たり前の保険だと思います。
これは議論の余地なく加入対象でした。
その他のオプション
今回、上記の他に「特定設備水災補償特約」を追加することにしました。
と言いますのも、上記の水災保障は一定以上の被害(地盤面から45センチ以上の浸水や損害割合30%以上)がないと保険が適用になりません。
しかし、エアコン室外機やらガス給湯器なんかは家の外にあるわけですから、浸水は免れてもこれらの機械が故障したときの出費は痛い訳です。
というわけで、こういうケースに対応できるように特約を付けることにしました。
我が家の保険料はいくらになったのか?
これらの条件で実際に費用を見積もってもらいました。
期間は10年としました(地震保険は最長5年)。1年払いだと無駄に高くなるので、可能であれば10年払いにするのがお勧めです。
結果がこちら。
この金額を見て、高いと思うか安いと思うか?
1年に均すと、火災保険が¥31,384、地震保険が¥24,956(地震は5年で更新となるため)となります。
我が家の自動車保険(自動車とバイク合わせて)は年間20万近くかかっています。
それに比べると、保証金額が大きいのに割安だなと思ったのが正直な感想です。
注意点
我が家の火災保険・地震保険の値段を見て、まあいきなりこの金額を追加で払えと言われても困ると思います。
家を建てる際に、予算をある程度組むと思いますが、意外とこの火災保険や地震保険の費用を見落としがちです。
是非、ハウスメーカーの営業マンにはこれら保険の目安金額を早いうちに聞いておいて、忘れずに予算取りしましょう。
他社の火災保険
家系ブログを盛り上げる会でも何名か火災保険の金額や内容を公開されている方がいますので、ご紹介します。
住友林業
家ブロ会の会長、びびさんの火災保険の記事です。
住林さんも提携保険は東京海上なんですねぇ…
次回