へーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

神奈川県川崎市に旭化成へーベルハウスの家を建てた記録

ヘーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

2020年6月27日 まさかの施工ミス発覚!?

スポンサーリンク

建て方工事も終わり、上棟祭を無事に完了させました。

 

www.colonel-zubrowka.com

 

さて、この日は旭化成ホームズから工事監督も来ていることですので、監督直々に現場の工事進捗の説明と案内を受けました。

この臨時の施主による検閲で、ある事実が発覚しました。

 

 

施工ミスの発覚

車庫の因縁

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704220742p:plain

我が家の絶対条件の一つに、「ビルトインガレージ」があります。
一番最初のヒアリングから伝えていました。

www.colonel-zubrowka.com

当初、ビルトインガレージのシャッターがなかなか決まらず、やきもきしたものです。

www.colonel-zubrowka.com

 

しかし、最終的に図面にも反映され安心していました。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704222548p:plain

異変に気付いたタイミング

実は建て方工事で鉄骨が組み上がった時点で、違和感を覚えていました。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704222900j:plain

ガレージシャッターを支える鉄骨

ヒダヒダの様な金物がついた鉄骨梁がシャッターの基部となるということでしたが、図面上はもう少し奥にオフセットされているはずです(上記平面図参照)。

ただ、その奥にもう一本の梁があるので、この2本の梁でシャッターボックスを支えるのだろうと思い、その時は自己完結しました。

私は鉄骨構造にそこまで詳しくないし、工事部隊に引き渡される最終図面も確認していたので、深く気にしていませんでした。

 

上棟祭の日に完成したシャッターを見る

いよいよ上棟祭、その日は工事店の現場監督も、旭化成ホームズの工事監督も参列してくれることになっており、久々に全員集合となりました(営業氏が別のアポが入ってしまい来れなくなりましたが、受注取れなくてクビになられても今後困るので、アポを優先してもらいました)。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704223553j:plain

取り付けられたシャッター

おお!シャッターがついている!

内側から見ると…

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704223554j:plain

シャッターボックスがきちんと収まっています(作業している人は、シャッターにセキュリティ装置を取り付けている東急セキュリティさんです)。

 

ここで察しの良い方は気付いたでしょう。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704224153j:plain

なんか、シャッターの収まり良すぎね?

 

シャッターの位置と寸法

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704224523p:plain

車のサイズ

ビルトインガレージのサイズを決める際に、シャッター前面に野外置きする自動車のサイズを、車検証のコピーを渡して図面に落とし込んでもらった上で、シャッターの位置を決めました。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704224847p:plain

車検証

そのため、シャッターの位置は不自然にオフセットされているはずなのです。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704225625j:plain

イヤな予感がする

急遽始まる実測作業

私の好きな格言に以下のものがあります。

ものごとって奴は、最初のうちはなかなかうまく運ばないものでな…。時間がたつと、だいたいは、もっとひどくなる。(オリビエ・ポプラン)

ここはすぐに、(工事監督と現場監督も揃っていることだし)懸念を伝えてみるべしということで、懸念点を伝えてみました。

早速お二方はメジャーを取り出し、実測を開始。

前面道路からシャッターまでの実測距離は…

4450ミリ 

何とかぎりぎり車は入りますが、180ミリしか余裕がないというわけですね。

おかしいな、こんなにギリギリな設計をした覚えはないぞ…?

というわけで、工事監督は直ちに設計と詳細を確認の後に報告してくれるということで、いったんはその場を後にしました。

 

その日の夜に営業氏から電話がくる

妻と「我が家は最初から最後までシャッターが鬼門だねぇ。しっかりお祓いしてもらおうか。」なんて呑気に構えていました。

その日の夜は夫婦それぞれに友人と飲みに行く約束をしていたので、飲んでおりましたところ…営業氏から携帯に電話が。

端的に言いますと、工事側の施工ミスとのこと。

というわけで、早速翌日に現地で説明と今後の対応策について説明してくれるということで、時間を取り決めて現地に赴くこととしました。

 

運命の6月28日

というわけで、約束の時間に現地に赴きましたところ、旭化成の工事監督が既に現地に来ていました。

余談ですが、この監督は我々との約束の時間の5分以上前に必ず来ています。斯く言う私も、基本的に5分前行動が生活習慣です。私より必ず早く先に来ている。

当たり前のことかもしれませんが、最近この当たり前ができない人も多いので、好感度が高い方です。

 

さて、そんなこんなで現地到着後早速工事監督から経緯を説明してくれました。

  • 図面は確かに受け取っていたが、読み違えたことが原因
  • 職人さんはあの図面の2本線をシャッターボックスの範囲だと思ったようだ
  • 結果、見た目上美しく収まるように施工してくれた

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704222548p:plain

そう、確かに実際に打ち合わせをしていた私は、赤く囲んだこの奥の線がシャッターの芯だとわかっていますが、この図面だけ見せられたらわかりませんよね…

そして、普通はこんな風に綺麗に収めますよね…

f:id:Colonel_Zubrowka:20200704223553j:plain

 

根本的な原因について

間違った経緯は理解できました。図面が不親切だし、設計から施工への引継ぎがイマイチだったということがわかります。

ただ、設計と施工の間で引継ぎがうまくいかないなんてこと、根本的な問題じゃないのか?と思いますよね。このシャッターに限らず、色々抜けや漏れが出てくるのではないかと。

 

以前私も触れましたが、ヘーベルハウスの組織の構造がこの問題の根っこだったということが見えてきました。

  1. 家本体の施工担当と、外構工事担当は別
  2. ビルトインガレージの建物および壁は本体施工担当の管轄
  3. シャッターは外構担当の管轄

つまり、縦割り行政なのです。

組織が大きくなるとどうしても、縦割り行政的な部分は出てきてしまいます。

今回、この2部署間の隙間がミスを誘発してしまったとのことでした。

 

今後の是正策

ミスの経緯を一日で調査・分析し報告をしてもらいました(この為に休日出勤されたようです)。

インシデントとして、今後社内で共有し、再発防止のための施策をとっていくということでした。

そして、今回についてはもちろん是正工事を行っていただけるとのことです。

設計担当含めて調査したところ、

  • シャッターをずらす上で構造上は問題ない(というか、設計上は奥側の鉄骨梁でシャッターボックスを支える想定だったので、本来の設計通りになる)
  • 3日ほどでシャッター移設工事は完了する
  • 是正工事による行程への遅れはバッファの中で吸収できる

とのことで、早期発見できたことで手戻りは最小限に収まりました。

目地打ちが始まってしまっていたら、もっと大掛かりなやり直し工事が必要だったようです。

 

まとめ

今回の施工ミスは、完全にヘーベルハウス側のミスでした。

ミスに至る経緯も、ある意味ではあるあるなお話です。私も所謂大企業に勤めているので、こういったケースはよく起こっています。防ぐために努力はしているけれども、0にできないことでもあるのです。

 

しかし、施主である私が早期発見できたことで、最小限の手戻りで是正ができることになりました。

俺すげぇって話ではなく、以下の点が早期発見のポイントでした。

  • ほぼ毎週現場に通って工事進捗を実際に検閲していた
  • 設計図面を頭に叩き込んでいた
  • 現場のHM社員や職人さんと密にコミュニケーションをとっていた

要は当事者意識をもって、こまめに現場の状況を把握するという営みをしていたことで、見つけることができたミスだったわけです。

 

ミスは誰にでも起こりえます。

私は以前、ミス=死という仕事をしていました(自衛隊の戦闘職種)。

建設現場でも、一つのミスが作業員の死につながる場所でもあります。

そんなミスに比べたら、正直今回のミスなんてどうってことないミスです。誰も死にません。

 

私は今回、旭化成ホームズさんの対応について、以下の点で非常に好感が持てました。

  • 施主の指摘を素人だからと流さず真摯に聞いて、しかるべき確認作業を直ちに実施し、実態調査をしてくれた(ミスを指摘したその日のうちに調査を完了させてくれた)
  • ミスが起こった原因について、会社の体制の問題も含めて詳らかに誠意をもって説明してくれた
  • 是正のための作業工数を事前に算出し、全体工程への影響をきちんと明確にした上で、是正策実施の是非を施主に確認してくれた

真摯に事実と向き合い、出来うる最善の対応をしてくれたと思っています。

そこに、誤魔化しや事実の矮小化と言った工作は一切ありませんでした。

 

注文住宅では、大なり小なり絶対にミスは発生するものです。

今回は職務怠慢によるものではなく、どこの会社でもよくある「伝言ゲーム」のミスでした。

ここは追々ヘーベルハウスさんの中で改善していっていただければ良いと思いますが、今家を建てている、このブログの読者の方に、私からのアドバイスです。

可能な限り、現場百回は、施主もやるべき

 

最後に

私はクレーマーが大嫌いです。

弱い犬ほどよく吠えると言いますが、クレーマーと言うのはまさに弱い犬の権化みたいなもの。

勿論言うべきところは言うべきだし、闘うべきところは闘うべきではあります。

今回、ヘーベルハウスさんは真摯に対応してくれましたので、怒りは一切ありませんでした。正直、残念な気持ちにすらなりませんでした。

「ああ、そんな程度で済んで良かった。」というのが正直な感想です。

逆に、今回のことで現場のスタッフの皆さんへの信頼が増したと思っています。

「ちょっと取り付け位置間違ってました、チャチャっと直しておきますね(てへぺろ」で済まさず、誠心誠意でした。逆に恐縮したものです。

 

であるからこそ、こちらも施主としてどんと構えていきたいものです。

f:id:Colonel_Zubrowka:20200705001751j:plain

百戦して百勝というわけにもいくまい。いちいち陳謝は無用である

卿に罪は無い。一度の敗戦は、一度の勝利で償えばよいのだ

(ラインハルト・フォン・ローエングラム)

 

次回

www.colonel-zubrowka.com