全3日間で実施される建て方工事。2日目は平日で有給が取れなかったため見学には行けませんでしたが、3日目は土曜日だったので見学に行ってきました。
建て方工事1日目の記事は以下をご覧ください。
建て方工事3日目、遂にヘーベルハウスが誇る『比類なき壁』が登場します。
比類なき壁
前回までは鉄骨の組み上げと、床へーベル版の施工でしたが、最終日である本日は外壁のへーベル版が遂に施工されます。
へーベル版の搬入
現在の住まいから建築現場まで向かう途上、搬入待ちのトラックがおりました。
荷台には新品のへーベル版が山の様に積まれています。
そう、我が家は川崎支店管内で初めての新商品『FREX AXiii』施工事例となっています。
このへーベル版は2020年当時最新型のへーベル版です!
FREX AXiiiとは?
FREX AXiiiとは2020年1月より登場した、ヘーベルハウスの新商品です。
特徴的なヘーベルハウスの外観ですが、その外壁にはいくつかのパターンの目地と色があります。
どんな色と目地があるのかは、ヘーベルハウスの公式ホームページよりも、『共働き夫婦のへーベル日記』さんの記事の方が解り易くまとまっていますので、そちらを参照ください。
さて、その外壁目地に新型が登場しました。
その他にも、新色外壁やら新しい窓やら出ているのですが、こちらも詳しくは『共働き夫婦のへーベル日記』さんの記事をご覧ください。
積み上がる壁へーベル
現場に到着しますと、既に荷下ろしされた壁用のへーベル版、通称『壁へーベル』が積み上がっていました。
この目地、FREX専用の目地でして、狭小住宅型の3階建ての家をよりシャープに見せる効果があるとかないとか…
このへーベル版が壁板として組付けられていくことになります。
中1日でどこまで出来上がったか?
前回、建て方1日目は1階鉄骨と2階の鉄骨柱まで、そして1階と2階の床へーベルと、1階のサッシまでの施工でした。
間に1日挟まっており(その工程は見に行けていない)、本日3日目でしたが、見学できていない間の1日にどれくらい工事が進んだかと言いますと…
建て方1日目、工事前
まだ基礎しかなく、足場が組まれているだけでした。
建て方1日目、終了時点
部屋の中はこんな感じでした。
さて、ほぼほぼスケルトン状態だった我が家は、本日どうなっていたかと言うと…
建て方3日目、工事開始時
外観はほぼできてる!早い!
ほえーっと眺めていると、職長さんが出てきてくれまして(丁度休憩時間だったようで)内部を案内してくれました。
建て方3日目、スタート時の内観
前回までただのスケルトンだった1階に壁がついて、部屋らしく…いや、こりゃ倉庫だな(笑)
3日目には倉庫になっていました!
更に2階にも案内してもらいました。
おお!ここも倉庫になっています。間仕切りがない分広く感じますね。
左奥の凹んでいるところはユニットバスがはまるところです。1618サイズにしたのですが、ショールームで見た時よりも広く感じますね(そりゃユニットの壁がないから当たり前だけど)。
この時点ではまだ3階に壁がないため、階段室から燦々と光が差し込んでいます。
正直、2階の階段室って採光がないから暗いだろうなって思っていたのですが、階段室に採光用に窓を付けていたことを忘れていました。
「あれ?こんなとこに窓なんてつけてたっけ?」と私が言うと、妻は「ここは採光が取れない廊下だから、階段に明り取り窓を付けておかないと真っ暗だと言ったのはアンタだよ。」とツッコまれました。どうやら私、ちゃんと考えてたみたいです。
打ち合わせをしていたのが遠い過去の様に感じます。まあ、実際4か月ほど前なんですけどね…
階段を上がると、そこは明るいリビングが広がっていました。
まあ、屋根も壁もないですからね。明るいですよね。
壁がない3階はとても見晴らしが良いのですが、あまりにも見晴らしが良すぎて場所バレしそうなので、写真は載せられません(タワーマンション群の見える位置で大体の方向がばれてしまうw)。
景色があまり映り込んでない3階写真を…
屋根の梁の部分にはネットが張っています。
これは、今から屋根へーベル版を設置するにあたって誤って転落させたときに受け取らせるためにつけているそうです。また、工具なども落とす場合があるので、それを受ける役目もあるそうです。跳躍して隣家の窓ガラスにガッチャーンは避けたいですしね。
3階建てなので、北側斜線規制に引っ掛かります。というわけで一部だけ斜め天井になっています。ここだけは筋交いが入っているそうです。
3日目建て方工事の内容
というわけで、早速3日目工事に入っていきます。
予めヘーベルハウスの工事監督から以下の建て方工事行程表を貰っていました。
実は2日目の工程が大物が入る日だったんですよねぇ…
とはいえ、3日目も大壁や『制振装置TMD』が入るというイベントがあります。
早速工事を見ていきましょう。
屋上床へーベル設置
早速3階の屋根、屋上床のへーベル版を入れていきます。
クレーンで上げた床へーベルを現場でカットしていきます。
小さなチェーンソーみたいなものでカットしていくのですが、へーベル版の粉やら破片が結構飛んできます。
1辺100㎏ありますので、流石にカットしたへーベル版を手で持って移動するのは大変なので、クレーンでマジックハンドみたいなものでつかんで移動します。
あっという間に床へーベルが組み上がります。
壁へーベルの設置
さて、お待ちかねの壁へーベル設置です。
丁度正面側の壁設置を見られたので、連続写真で行程をご紹介します。
短冊形のへーベル版をゆっくりとクレーンで釣り上げ、所定の場所に下して、職方が受け止めます。
鉄骨側にへーベル版を受ける金物があるので、そこに上手にはめていきます。
まず先にへーベル版の下を打ち付けて、それから上部を金物に当てて、打ち付けて設置完了と言う流れです。
そのうち動画でもインスタに上げますかねぇ…
TMD制振装置
ヘーベルハウスでは、メインの制振装置『サイレス』の他に、最上階天井に『Tuned Mass Damper』略してTMDと呼ばれる制振装置を、FREXでは標準で搭載しています。
ヘーベルハウスの人もあまりこの装置の話は力を入れて話していなかったので、きっとないよりはまし程度なんでしょう笑
我が家に実際に取り付けられたものはコレです。
中のゴムはブリジストン製なんですね。すいません、我が家はずっとミシュランタイヤです…ブリジストンさん初めましてお世話になります。
建て方工事完了
というわけで、建て方工事は無事に完了しました。
先ほどまで鉄骨だけの吹き曝しだった3階も、壁と天井がついてこうなりました。
まだへーベル版を組んで組付けただけなので、防水コーキングはされていません。
というわけで、へーベル版とへーベル版の間はこんな感じでまだ隙間があります。
壁へーベルは鉄骨に取り付けられていますが、下の方は支えにはめる形で留められています。
一方、上部では金物とボルトで留められています。
こういう風に固定されているんですね。
一部のへーベル版には換気口用の穴が開いています。ヘーベルハウスは第三種換気システムを採用しているので、いたるところにこういう穴が開いています。
というわけで、無事に建て方(躯体工事)は完了となります。
へーベル版は工場であらかじめ第一層の防水塗装がされていてグレー色の状態で組み上がります。
つまり、この色の我が家はこれで最後となります。
以降の工事では、完全に足場とシートで家の周りが囲まれるため、しばらく家の外観を外から眺められなくなります。
外観の残工事
今回この3日の工程で建て方は完了しましたが、外観に関してはまだ細かな残工事が残っているようです。
まだ、へーベル版が残っています。
これは、予備とか余りではなく、インナーガレージのシャッターボックスを覆うためのへーベル版だそうですが、シャッターが届かないと付けられないとのことで、このへーベル版だけはまだ付きません。
また、軒天もまだついてません。
この後、設備屋さんが入って水道管やガス管、EPSや排水管などを通す作業があるため、それが終わるまで軒天は解放状態です。
今回の工事を通しての感想
基礎工事から躯体工事まで見てきましたが、新商品FREX AXiiiの川崎支店の第一号ということで、ヘーベルハウス側も力を入れてくれていたようでして、工事店も特に優秀な業者さんをアサインしてくれました。
基礎打ちは職人さんたちも「ああ、あそこは凄く腕がいいところですよ!」と評判の会社で、今回の建て方工事もヘーベルハウスの工事店でも特に優秀な会社をアサインしてくださいました。
また、職人さんたちもちょくちょく見に来る迷惑な(笑)施主に対して、嫌な顔せず内部を案内してくれたりと、とても良い職人さんたちでした。
今回たまたま、FREX AXiiiのモニターということで、諸々ツイていたのでしょうが…それでも、ヘーベルハウスでは契約工事店も技術も人格もレベルの高い方々で、とてもよかったです。
ここから約2か月内装がメインの工事となってきますが、引き続きレポートしていきたいと思います。
次回