へーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

神奈川県川崎市に旭化成へーベルハウスの家を建てた記録

ヘーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

2020年6月16日 比類なき鉄骨が遂に登場

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基礎工事が完了し、ヘーベルハウスの工事監督より6月16日に建て方作業を開始する旨の連絡を受けました。

平日なので仕事ですが、有休を取って現場まで見に行くことにしました。

遂にヘーベルハウスの比類なき壁を支える重量鉄骨がお目見えします。

 

建て方工事

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建て方とは?

現場において構成材を組み立てること。木造建築では土台・柱・梁・小屋組を組み上げる棟上げまで、鉄骨造建築では仮ボルト締め・歪み直しまでの作業をいう。『大辞林 第三版』

というわけで、今回は前回までに完成した基礎の上に、実際に躯体(構造体)を組み上げていく作業を実施します。

予定では全三回で木造で言うところの上棟が完了します。旭化成ホームズ曰く、「ヘーベルハウスの工事の最大の見どころ」とのこと。

1日目の本日の予定は…

  • 1階柱と梁構築
  • 1階床へーベル構築
  • 1階から2階への階段設置
  • 2階床へーベル構築
  • 2階柱構築

となっています。では早速工事レポートをしていきます。

(2日目と3日目の作業はさすがに有休取れませんでしたorz) 

工事前準備作業

作業用足場の構築

足場構築

足場構築

建て方を始める前日には、足場業者が入り足場を組み上げました。この程度の足場なら1日で組み上がるようです。旭化成の現場監督が足場チェックを実施し、写真を送ってくれました。

 

クレーン車の準備

工事開始は9時からと聞いていましたが、現場には既に電気工事業者が入っており、電線の養生を行っていました。

電線の養生

電線の養生

住宅街の中なので、道路上には電線が通っています。部材をクレーンで吊るす際に、クレーンが電線に当たって断線させて停電を発生させたり、感電を防ぐために電線に養生を行う必要があります。

その後、クレーン車がやってきました。

クレーン車到着

クレーン車が所定の位置につき、職人さんたちが作業前打ち合わせを行います。

職方は3名、クレーンオペレーターは1名、警備員が2名、その他部材搬入トラックが入れ代わり立ち代わりやってきます。

工事店である旭化成住宅建設株式会社の現場監督も立ち会い、作業前諸々チェックを行い、早速工事開始です。

この工事、風が強いと中止になってしまうのですが、本日は風もほとんどなく、天候にも恵まれました。

予報では暑くなるということでしたので、職方に差し入れを持っていきました。今回はアサヒスーパードライです(恵比寿が売り切れだった…)。

 

クレーンによる部材搬入

ロックボルトや金具などの部材搬入

クレーン車が来たらさっそく鉄骨などの部材を搬入するかと思いきや、最初は鉄骨などを固定するロックボルトや、基礎に取り付ける留め金などの部材から搬入します。

隣の家も3階建てなので、隣の家に激突しないように非常に高い場所を通って部材をクレーンで吊り下げていきます。そのうち編集してインスタにでも動画を上げてみようかしら。

この工程で、基礎とへーベル版を接続する金物などが先に搬入されて、職方が基礎に打ち付けていきます。工事中は近づけないので写真は撮れませんでしたが、後で完成形の写真も出てきますよ。

 

1階柱とサイレスの搬入

最初に搬入されたのは、制震装置であるサイレスでした。

サイレスを設置し、それから順次1階柱を搬入しロックボルトで組付けていきます。

そう、あれが活躍するんですね…マイティーセッター。

そうこうしているうちに、1階用の柱搬入は完了しました。

 

1階床へーベルの搬入

さて、1階柱の搬入が完了する頃には新しいトラックが到着していました。

床へーベル

床へーベル登場

厚さ100mmの床へーベルです。遂にへーベル版が登場しました。

 

 
へーベル板じゃないの?
とたまに質問をもらいますが、旭化成ホームズの人曰く「へーベル版が正しい」そうです。何故なのかはわかりません。

 

床へーベルの他に、角用のへーベル版もあります。最新鋭のFREX AXiiiから採用可能なMS目地(マイクロストライプ、マイクロソフトじゃないです)が早速お目見えです。

これを床に敷き詰めていきます。床へーベルは1枚100キロあるそうです。

これを何枚か重ねて一気にクレーンで持ち上げて搬入していきます。

床へーベルが飛ぶ

床へーベルが飛ぶ!

他のヘーベリアンブログを見ていると、「へーベル版が飛ぶ!」なんて言われて盛り上がりポイントになっていますが、床へーベルってあまり大きくないのでそこまで迫力はなかったです。淡々と吊り上げ、吊り下げ、搬入していきます。

 

鉄骨と床へーベルの組付け

床へーベルの組付け

部材の搬入と並行して、職方は床へーベルの組付けを行っています。

長方形のへーベル版をカッターでその場でカットし、床に組み付ける必要があります。

https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/technology/01h.html/

ラーメン構造は柱と梁による骨組みで構造を維持しますが、ヘーベルハウスでは床へーベルと基礎や鉄骨を強固に一体化することで、面としての構造強度を持たせています。

上記の図のように、鉄骨や基礎の金物が来る部分は一部カットする必要があるため、現場で職方がへーベル版をカットしていく訳です。

この時にカットしたへーベルの欠片をお願いしてもらってきました。

へーベル版の破片

へーベル版の破片

「この破片を欲しがるオーナーさんは初めてです」と、職方には笑われました。

なお、コンクリートの一種ですのでアルカリ性ですから、肌が弱い人は肌荒れを起こす場合もあるので注意が必要です。

 

一階柱と床へーベル

ここで10時休憩となりましたので、職方の皆さんがお休みしている間に工事現場に入らせてもらいました。

左側の奥から3本の太い柱が、メインの構造体となる重量鉄骨の柱です。

手前の門の様に2本並んでいる細い柱は、建物の角になる部分です。

仮設トイレがインナーガレージにすっぽり収まっています。

マイティーセッター

基礎の時から注目していた、メインの鉄骨柱が設置されるマイティーセッターの部分ですが、改めて基礎の時からの変遷を掲載しましょう。

基礎配筋

この四角く太い鉄筋で構築された柱受け部分が、型枠工事でこうなって…

型枠

そして、基礎コンクリートが打たれてこうなります。

柱用基礎台座

そして、ついに柱が接合されました。

マイティーセッター完成

戸建て住宅とは思えないモノがここにはありました。

 

へーベル版を固定する台座

ヘーベルハウスはへーベル版のインパクトが強いため、へーベル版が構造体として機能していると勘違いしている人もいるようですが、へーベル版はあくまでただの壁です。

ヘーベルハウスはラーメン構造ですので、あくまでこの鉄骨の柱と梁、そしてこれを支える基礎が強さの秘訣です。つまり、へーベル版の壁はカーテンウォールみたいなものですね。

ただ、木の様に柱に打ち付ける代物ではないので、基礎や鉄骨にへーベル版を乗せる台座を付ける必要があります。

基礎の上に飛び出す金物

この基礎の写真を見ると、基礎の上にいくつかネジ金物が飛び出しています。これは何かというと…

へーベル版受け金具

このように金属の受け金物を基礎に固定させるためのネジになります。

この金属受け金物と基礎のネジの位置がずれると、最悪基礎の作り直しになるので、基礎工事には高い精度が求められています。

 

こうやって、柱と基礎は接合されています。

ナットの部分にピンク色のラインが引いてありますが、車の整備をやる人はわかると思いますが、増し締め後にきちんとこういうマーカーを引いておくことで、ボルトの緩みが発生していないかどうかをチェックできます。台座とボルトのマーカーの位置がずれていたら、緩みが発生していると分かるわけですね。

ヘーベルハウスの契約工事店は、定期的に工事技術のチェックを行っていて、こういった小さなこともちゃんとやっているかどうかチェックしているようです。

比類なき壁を支える、目に見えないこういった正に縁の下の部分もしっかり工事をする。当たり前を確実に。工事不良を起こさないようにしっかり管理する、ヘーベルハウス川崎支店はしっかりやってくれているようで安心いたしました。

 

一階柱と床へーベルの設置工事で午前中が終わり、お昼休みを挟んで次は梁の取り付けとなります。

ヘーベルハウスのラーメン構造は、普通のラーメン構造ではなく「システムラーメン構造」を採用しています。

何が違うんだよと思うかもしれませんが、簡単に解説されていたのでそのまま引用。

システムラーメン構造

システムラーメン構造

在来の鉄骨ラーメン構造は、柱に梁を受けるH鋼がついていて、梁のI鋼と鉄の板で継ぎ接ぎの様に接合させているそうです。

しかし、ヘーベルハウスのシステムラーメン構造では、柱に台座付きのI鋼を直に接合する方式を取っているそうで、継ぎ接ぎよりも単純で丈夫な構造なんだそうです。

 

梁の搬入

昼休み明け、早速梁の鉄骨が搬入されてきました。

警備員のおじさんがこれを見て「ビルの工事現場みたいだよね」と笑っていましたが、確かに個人住宅でこんな鉄骨が出てくるってなかなかないですね。

こんなコメントも頂戴いたしました。

そう、我が家は狭小住宅地の要塞住宅なのです(笑)。

 

こんな具合で、梁もどんどん搬入され、職方が手際よく組付けていきます。

写真には撮れませんでしたが、ものすごくゴツいインパクトドライバーで鉄骨のボルトを組付けていきます。

そして、あっという間に天井梁が組み上がりました。

 

梁と構造柱の接合

我が家には6本の構造柱があります。構造柱とここに接合される梁は特殊なボルト・ナットで接続されます。

このひときわゴツい、黒いボルトナットは特殊な構造をしており、増し締めして完璧に締まると、はみ出したネジの部分が折れる仕組みだそうです。どういう構造かはわかりません。ただ、少なくともここがきちんと折れていることが、きちんとボルトが締まっていることの確認になるそうです。

折れた状態が上の写真になります。

 

梁が組み上がった1階

ある程度梁が組み上がったところで、職方の休憩時間中に旭化成ホームズの工事監督がやってきまして色々と説明をしつつ現場を案内してくれました。

だんだん家らしく…いや、どこのビルだ?という現場ですね。

ただ、縄張りや基礎工事の時点ではあまり広く感じていなかったのですが、こうやって立体になると途端に広さが実感できます。

この部屋は7畳半くらいの部屋なのですが、その広さを実感できました。

 

階段の設置

梁の設置をしている中、新たな搬入トラックがやってきました。

階段

階段

どう見ても階段ですね。

ある意味、今日一でかい代物をクレーンで釣り上げます。

ある意味シュールな光景でした。階段が宙を舞っています。

 

サッシ搬入

本日は1階の窓サッシも搬入されます。早速搬入トラックがサッシを持ってきて、クレーンで釣り上げます。

ヘーベルハウスのサッシはアルミ樹脂複合サッシなのですが、壁厚があるので室内側と野外側の間にネオマフォームが充填された状態で納品されます。

サッシは梁の鉄骨に接合されます。

窓が付くと途端に家らしくなってきますね。

 

手前がガレージと繋がる掃き出し窓で、奥が裏庭に続く掃き出し窓です。

 

本日の工事のまとめ

長くなりましたが、本日の工事は1階と2階の床、柱までという予定で、予定通り完了しました。

玄関ドアもつき、今日一日で家らしくなったように思います。

階段と窓がついた1階

階段がついて、イメージしていた通りの姿に近づいてきました。

2階の床も出来上がっています。

2階

奥のへこんでいるところはユニットバスが入るスペースです。他の床よりも1段下がっています。

 

というわけで、今日一日でここまで出来上がりました。

残り2日で上棟祭ができるところまで組み上がるそうです。

 

高度に工業製品化されているため、トヨタホームやセキスイハイムのボックスユニット程ではないにせよ、あっという間に組み上がります。

 

旭化成ホームズの工事監督は、「施主様にはなるべく都合をつけて、この躯体立ち上がりの現場は見に来ていただきたいと思っています。鉄骨の柱が組み上がる様子はヘーベルハウス建築現場のハイライトといっても過言ではありません。」とのことで、私もわざわざ有給休暇を取って見に来て大満足です。

完成してしまうと、二度と見ることができない様々な場所がよく見えます。

今回、工事を担当してくださった職方のみなさんも、FREX AXiiiは初めての建築だったそうで、特に丁寧に仕上げてくださいました。

 

ヘーベルハウスに限りませんが、これから家を建てる方は、是非こまめに建築現場に足を運んで、なるべく家が出来上がっていく様子を直に見学されることを強くお勧めします。

 

今回はとても長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました。

書くだけでも疲れました…

 

次回

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