へーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

神奈川県川崎市にDINKs夫婦が旭化成へーベルハウスの家を建てた記録

ヘーベルハウス建築記@神奈川県川崎市

2020年6月13日 基礎完成

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前回は基礎配筋と型枠工事までのお話でした。

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予定では6月2日にコンクリート打設を実施し、3日~8日までは養生期間、9日から型枠外しを行い、13日に埋め戻しというスケジュールです。

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コンクリート打設から、埋め戻しまでの工程を追っていきます。

 

基礎コンクリート打設

前回、比類なき配筋を組み上げ、金属製の型枠を構築するところまで工事は進んでいました。

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担当工事監督からはエクセルの工程予定表を貰っており、6/1に見学に行った配筋検査の翌日からコンクリート打設工事が始まります。

相も変わらず仕事が忙しく、残念ながらコンクリート打設の現場を見学することができませんでした。

 

コンクリートの養生

6月7日に一週間ぶりの現場を訪れました。

工事監督からは無事に打設完了の報告は受けており、予定通り養生期間にはいっているとのことで、現場を見に行くと基礎全体にシートがかけられていました。

基礎コンクリートの養生

基礎コンクリートの養生
コンクリートの豆知識

そもそもコンクリートとは、水とセメントと砂と砂利を練り混ぜたものです。

その起源は古く、約9000年前にイスラエルのエフタフ遺跡にその痕跡があるそうです。

実際にコンクリートを建築に利用し始めたのは古代ローマ人でした。

あのポンペイ遺跡を生み出したことでも有名なヴェスヴィオス火山の火山灰と石灰と砕石を水で混ぜ合わせると固まるということに気付いたローマ人たちは、それを建材として用いることで大規模な建築物を作ることができるようになりました。

コンクリートを作る際、実はとても重要なものは水です。水がセメントの成分がお互いに混じり合い化学反応を起こして固まるための媒介となるため、水がなければコンクリートは固まりません。

そのため、コンクリートを打った後は直ちに天日干しにするのではなく、上の写真の通り直射日光を避けてすぐに水分が飛ぶことを防ぎ、化学反応をじっくりと起こさせることが丈夫なコンクリートを作る秘訣なんだそうです。

夏の直射下では急速に水分が抜けることでコンクリートにクラックが入るので、散水やビニールで覆ったりする必要があります。
逆に、極寒地ではコンクリート中の水分が凍らないように、ジェットヒーターを焚きます。北海道なんかで冬にコンクリート打ち工事をやると余計に費用がかかるのはこういった理由がありますね。

 

型枠外し

コンクリート打設の際は、ペースト状のコンクリートなので型枠を組んでやる必要があります。コンクリート打設時にはジャンカと言って空洞が発生しない様に、強烈なバイブレーションの機械で空気を抜かなければならず、でもそれをし過ぎてもコンクリート中の砂利の沈降に繋がるので、匙加減が難しい作業となります。
また、コンクリートは一気に打設しなければならず、日にちを置くとコールドジョイントと言って、応力に弱い継ぎ目が発生してしまいます。

優秀な基礎工事屋さんはこの技術力が高いというわけです。

 

ヘーベルハウスでは連続布基礎を採用しているため、

基本的に基礎コンクリート打ちは一日で終わらせます。

我が家も1日でコンクリート打設を終わらせた後、一週間の養生期間に入りました。

そして、6/9には型枠を外し遂に基礎がお目見えとなります。

 

水道工事他と埋め戻し

型枠を外した状態だと、まだ基礎はすべて露出した状態になります。

上記の図の通り、逆T字のヘッドの部分を構築するのにこの形に型枠を作るわけですから、逆T字ヘッド部分よりも深く地面を掘らなければなりません。

しかし、この時に大事なことを先にやっておく必要があります。

それは土を埋め戻す前に水道管などの配管を土地の中に引き込む工事です。

これらの配管は基本的に地中に埋まっていますので、基礎を作って土を埋め戻してから、また地面を掘って水道管などを通してとやると二度手間です。

ですから、基礎工事の際に一緒にやってしまうわけです。

 

完成した基礎

というわけで、早速完成した基礎を披露しましょう。

玄関前のポーチの形が出来上がっていますね。ここにタイルが貼られる予定です。

 

水道管なども設置され、地面から頭を出しています。

雨樋からの縦排水管がいくつかあるので、そこに合わせて汚水弁につながる配管を通していますね。

 

基礎の表面に白い塗装がされているのがわかると思います。

これは、基礎コンクリートの中性化を防いだり、過度な吸水を抑えるための防水のための塗装だそうです。コンクリート自体はアルカリ性を保つことが理想で、中性化が進むと中の鉄筋が酸化し錆びてしまい、強度が保てなくなる恐れがあります。

また、防水性を持たせることで夏や冬の気温の変化でコンクリート中の水分が蒸発したり凍結したりを繰り返すことを防ぎ、それがコンクリートのクラックを防ぐことになります(水は温度で膨張したり収縮する性質があります)。

 

マイティーセッター

ヘーベルハウスご自慢の重量鉄骨が乗る部分(マイティーセッター)はどうなったかと言うと、配筋ではこうだったのが…

型枠を付ける際にこうなって…

最終的にこうなりました。

ここが、マイティーセッターになるんですね。

 

制震装置サイレス

ヘーベルハウスには標準で制震装置が装備されており、重量鉄骨の家では『サイレス』という装置が最低一つ設置されます。

https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/technology/01s.html/

これはどういう装置かというと、オイルダンパーがついていて、地震の揺れによる構造体である鉄骨の揺れへの負荷を軽減するものです。

サイレス

こんな装置が取り付けられるのですが、基礎にもしっかり接合する部分があります。

 

床下換気口

布基礎の場合は床下換気口が付けられます。これはヘーベルハウスも例外ではなく、しっかりとついていました。

床下換気口

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

コンクリートが打設されてしまうと、あのごつい配筋も見えなくなり当たり障りのない基礎に見えますね。

ただ、重量鉄骨が乗るマイティーセッターの部分だけは他のメーカーではなかなか見かけない迫力のある基礎だと思います。

 

基礎工事は見た目は地味ですが、家を支える重要な工事です。

どうしても建て方が始まるまでは見た目的に面白くないかもしれませんが、自分の家の床下がどうなっているかはこのタイミングでしか見られないので、可能な限り建築中は基礎工事も良く見学しておくことをお勧めします。

 

次回はいよいよ鉄骨の組み上げ工程となります。お楽しみに。

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