前回までの『はじめてのアメリカ』は~
出張らしく、マイクロソフトのセミナープログラムをグーグル翻訳片手に受講しつつ一日目のプログラムは終わりました。
しかし、我々は大変な事実に気付いたのでした。
その事実とは?
アメリカ飯は噂通りとんでもない味
アメリカ到着初日は、日本航空の機内食で、夜は日本にも支店があるババアンドシュリンプでディナーでした。
朝食は毎朝ハイアットのビュッフェ朝食です。まあ、これは可もなく不可もなく…というか油が臭いんですよねぇ。慣れますけど。
一日目はKSCのフードコートで信じられない位不味いハンバーガーやらチキンやらを食べました。
その日の夜は疲れていたので、セブンイレブンでサンドイッチを買いましたがやっぱりひどい味…写真すら撮る元気がなかった。
仕事一日目のマイクロソフトランチパックもこれまた凄い味で、食欲は減退傾向でした。
アメリカに一ヶ月くらい居たらダイエットになりそうです。
ただ、アメリカはヨーロッパ程じゃないですが階級社会です。
ハイアットは置いておいて、そもそもが庶民向けのものばかり食べていたわけで、コレがまずいのではないか?と(2000ドル払って参加しているマイクロソフトイベントのランチパックの味は…)。
というわけで、お店のランクを上げてみることにしました。
フロリダといえば
アメリカは非常に国土の広い国です。なんせ国内で時差があります。
地域により食文化も主食も違います。
というわけで、フロリダといえば?と調べてみたところ、シーフードが美味しいらしいとのこと。道産子としてはシーフードは主食みたいなものですから、是非行ってみようと言うことでGoogle先生のお導きで素敵なお店に行ってきました!
Big Fin Seafood Kitchen
訪れたのはシーフードレストラン『Big Fin Seafood Kitchen』
見た目はお上品な建物です(写真ブレッブレだ)。
お店に入ると、ヒスパニック系の美女が「予約はしているか?」と聞いてくるも、我々は一見さん。お店は混雑していましたが、支配人はこちらを一瞥の後案内してくれました(日本人と思われたのか中国人と思われたのか)。
店頭にはその日の新鮮なシーフードが陳列されています。
さて、席に通されますとなかなか賑わっていました。
価格帯としては一人頭平均80ドル以上と言ったところでしょうか。
色々なメニューがある中、シーフード詰め合わせを頼んだところ…サイズはアメリカンでした。
他の人はパスタなんかを頼んでいましたが、やっぱりでかい…
今までアメリカで食べたものとは大違いに美味しい!
これまでアメリカで食べたものはいったい何だったのか?と言うくらいに美味しい訳です。
お店のランクを上げるだけでここまで違うとは…
そして、メインディッシュです。
アメリカン・ロブスター
ボイル・ロブスター(時価38ドル)です。
シンプルに塩茹でです。これがたまらなく美味しかった!
アメリカの地で、素材の味を前面に出したメニューに巡り合えるとは…
アメリカの飯はまずいと言ってごめんなさい。
お店について
今回訪れたこのお店は、各席に専属の給仕がついてくれます。給仕は若い白人男性でしたが、若干訛りがある方でした。
我々アジア人に対して、とても親切にしてくれました。まあ、金を持ってそうに見えたのでしょう。全員社給のiPhone持ってましたし、身なりも普通(私はアロハでしたが)でしたし。チップも弾んだし。
ただ、客層は身なりのそれなりに良い白人で、中流階級以上といったところでしょうか。アメリカンホームドラマで見かける一般的なアメリカの家庭の人たちは、所謂中流と呼ばれる層ですが、日本では信じられない位にやはり貧富の差があります。
ちょっとコンビニに寄った際に、みすぼらしい身なりの男性に「ペニーをくれないか」と言われました。所謂乞食という人たちです。
新宿駅などで路上生活をしている人を見たことがあるかもしれませんが、ああいう生活レベルの人たちが、日本とは比べ物にならない位いました。それでもフロリダは少ない方だとか。
KSCやユニバーサルスタジオに行ったりとしましたが、実は私のアメリカ訪問の中で一番印象に残っているのは、この貧富の差でした。
後日、裕福ではない人たちが住む地区にも行ったのですが、街の雰囲気からして全然違いました。イメージとしては横浜の寿町みたいな…
本当の格差社会を垣間見た気がします。
結論
一人頭の平均価格80ドルからというお店ですが、日本円にして9000円程度でしょうか。
ファミレスよりは上のランクだけれども、高級レストランというわけではない程度のランクのお店となります。
ただ、アメリカのファミレス的なお店は12ドルで食べ放題のお店とかが多く、お店の客層も違います。
アメリカ初心者であれば、多少費用が掛かっても1ランク上の店を利用することをお勧めします。客層が良ければ、その分犯罪被害に遭う確率も下がります。
差別とかそういった意図ではなく、本当に「住む世界が違う」という言葉がしっくりくるほどの差を感じたのが、カルチャーショックでした。
以上、アメリカのシーフードレストランのお話から若干重いお話になってしまいましたが、私が実際に感じたことを書いてみました。
次回は、いよいよディズニーのお話です。