前回までの『はじめてのアメリカ』は…
バスツアーが終わり、ヴィジターコンプレックスに戻ってきました。
我々はここから入園以来ずっと気になっていた施設に向かいます。
それは…
このスペースシャトルの外部燃料タンクと固体燃料補助ロケットのセット!
肝心なシャトル本体はありませんが、ここに来たらスペースシャトルが見学できると楽しみにしていたわけです。
というわけで、早速次の施設『SHUTTLE: A SHIP LIKE NO OTHER』へと向かいます。
SHUTTLE: A SHIP LIKE NO OTHER
この施設は、ある程度の人数単位で時間差で入場します。最初に入場した先には、映画などでも見たことがある発射管制センターを再現した部屋で、実際のロケット発射シミュレーションを見学できます。
そして、発射管制シミュレーションを見学した後は次の部屋に移り、iMAXシアター的な場所で宇宙開発の歴史、そしてスペースシャトルの開発ヒストリーのミニ映画を見るのですが、映画のクライマックスでスクリーンが突然開きます。
そして目の前に広がるのは…
スペースシャトル:アトランティス
思わずスタンディングオベーション(立ち見の映画だったので最初から立っていたが)ですよ。すごい演出です。
グダグダ私の解説は要らないですね。ここからはとにかく写真を載せまくります。
スペースシャトル:アトランティス
スペースシャトルの機体表面は全面陶器の様な素材のパーツで覆われており、近くで見ると目の細かいタイル張りの様に見えます。これは大気圏突入時の摩擦熱に耐えるための耐熱タイルパーツで、このパネルが一部欠損していたことが原因で船体に熱が回り火災を起こしてコロンビア号は空中分解事故を起こしたと言われています。
ハッブル宇宙望遠鏡
スペースシャトルの他にも、『ハッブル宇宙望遠鏡』も展示されていました。
乗組員専用バス
ロケットの乗組員たちは、宇宙服に着替えてから発射台まで専用のバスで移動します。映画などで見たこともあるのではないでしょうか?
その他
本当に色々なものが展示されていますが、これはなかなかお目にかかることはないでしょう。
このトイレ、逆流事故とかうまく吸い込めなかったりとか、多くのパイロットを苦しめたそうです。
アトランティスを見て…
ここの施設を見て外に出たら、もう日が暮れようとしていました。
最後に、ケネディ宇宙センターに訪れたら必ず訪れたい場所がありました。
Space Mirror Memorial
ここには、ミッション中に亡くなったパイロットたちの名前が刻まれています。
先のコロンビア号の事故で亡くなったクルーや、チャレンジャー号の事故で亡くなったクルーなどたくさんの名前が刻まれています。
日本人として思わず合掌しました。
そして、フロリダの空はとても綺麗でした。
我々は結局閉館時間までKSCを堪能しました。本物の隕石が80ドルで売っていたのでついつい買ったりと散財もしましたが、本当に行ってよかったと思います。
そして、またフロリダに行く機会があれば再び訪れるでしょう。
そして、後部座席で全員が爆睡する中私は黙々とハンドルを握り帰路につきました。
アメリカ2日目は非常に充実した一日となりました。
もしフロリダに行くことがあれば、是非ケネディ宇宙センターに行ってみてください。宇宙にあまり興味がなくても、そのスケール感に圧倒されるでしょう。
そして、改めてアメリカと言う国の力を見せつけられる展示物に驚くと思います。
今回はここまで。