前回の記事で、『マイホームデザイナー』で建築中の新居を一足早く3Dで完成させました。
色々勉強になったので、改めて現在自分が住んでいる賃貸の家を再現してみることにしました。
私は注文住宅の家造りを進めていく上で、最初にやるべきことは現在住んでいる家の間取りをしっかりと分析することだと思っています。
とはいえ、分析するにもまずは間取りをもとに平面図に落としてこんで行かないと話が進みません。
というわけで、最近『シミュレーションの女王』陛下の臣下として叙爵された、マイホームデザイナー伯の私としては、このツールを使って現在賃貸で借りている物件の間取り分析のベースとなるシミュレーション図面を仕上げることとしました。
では早速結果を披露しましょう。
1階プラン
我が家は所謂テラスハウスというタイプの賃貸です。
テラスハウスと聞くと例のテレビ番組の影響でシェアハウスと勘違いする人も最近多いようですが、要は2階建てとか3階建ての長屋のことです。
小さな一軒家が複数繋がっているような賃貸物件と思っていただければ。
というわけで、まずは1階の間取りをご紹介します。
この賃貸を選んだのは、玄関前に専用パティオがあり、そこにバイクを停めることができたという理由が大きいです。
間取りもコンパクトながら夫婦二人で住むには丁度良い間取りでした。
1階は水回りと寝室といったプライベートゾーンとなっています。
基本的にこのフロアはトイレ以外他人を入れないスペースとなっており、パブリックスペースとなるLDKへは玄関正面の階段を上がるという動線となっています。
2階プラン
2階は階段を上がるとカウンターキッチンとLDKが連続した空間となっていて、広く感じる設計となっています。
こういった物件では部屋の広さを取るために、壁付けキッチンとなるケースが多いのですが、ここはあえてカウンターキッチンを採用することで、キッチンとリビングダイニングを緩やかにゾーンを分けつつも、一体感を出すという空間づくりをしています。
夫婦二人+小さな子供1名程度までは想定したプランなのかもしれませんね。
内部再現3D
というわけで、お待ちかねの内部再現3Dパースです。
まずは寝室から。
ホールの扉から寝室を見た図です。実際の家具配置に従い家具を配置しています。
ここにはダブルベットと妻のドレッサーと書斎スペースがあります。
平面図にもある通り、2つのクローゼットもあり、衣類やらは全てこの部屋で完結できています。
次はLDKです。
キッチン側のカウンター越しにリビングダイニングを望む図です。
リビング正面の大きな窓の外には、実際には大きな桜の木が見えているので、毎年桜の時期は家から花見ができます。
比較的開けた空間が広がっているので、実際の広さの割には開放感のあるお部屋です。
今度は逆に窓側からキッチン方向を望む図です。
カウンターに合わせてダイニングテーブルを配置しているので、基本的にはここが私の書斎スペースとなっています。
左側の壁沿いに、収納ボードがあり本やらなんやらがあります。
ペットケージも壁沿いの机に置いています。ひっそりうさぎがいるので注目です。
まとめ
賃貸で借りているお部屋の図面は基本的には寸法の入っていない間取り図しかないことがほとんどです。
しかし、大抵は尺モジュールで作られているため大体のサイズ感は住んでいる実態としてわかるので、マイホームデザイナーで1畳単位で落とし込んでいけば、比較的簡単に図面に起こせます。
実際私も平面図の作成には30分ほどしかかかりませんでした。
改めて図面に落として見ることで、現在自分が暮らしている空間の広さを再認識することができます。
これを、先日作成した新居の図面と比較することで、新居の実際の広さはどの程度なのか?という部分を検証するのに非常に便利なツールとなるでしょう。
次回はこの図面をもとに、我が家は新居の設計をどのように進めていったのか?という点について書いていきたいと思います。
マイホームデザイナー
今回利用したソフトは、メガソフト社の『マイホームデザイナー13』です。
これから注文住宅を検討する、もしくは検討しているという方、このブログで紹介しているようなシミュレーションを行うことができます。
価格もこの手のソフトにしては破格です(業務用ソフトになると10万円近いのがあたりまえ)ですので、フリーの3DCADでは物足りないという方には是非おすすめしております。
なお、販売元からは何もディベートはもらっていません(笑)
何もディベートもらっていないけど、宣伝する結果となっているのも癪なのでアマゾンアフィリエイトを貼っておきます。
次回