家造りをしようとなったときに、まず最初に何をするのか?
よくあるパターンは住宅展示場に見に行くというものだと思います。我が家もまさにそれでした。
住宅展示場に行ってみる
最初に家探しをしたのが結婚してすぐ位の頃で、2012年頃でした。たまたま予定のない週末に、近所にある『SUUMO武蔵小杉住宅展示場』に行ってみようということで、なんとなく訪れました。正直この時はあまり本気で家造りをしようという考えはなく、どんなものかな?という程度のものでした。
そこでは住友林業、一条工務店、大和ハウス、レスコハウス、大成ハウジングパルコン、ウィザースホーム、ヘーベルハウス、ミサワホームなどを見学しました。
個人的には住友林業が一番好みでしたが、妻はその時にヘーベルハウスの説明を熱心に聞いていたような気がします。
妻は理系学科卒業で、現在も化学系の仕事をしている所謂リケジョという奴でして、家の構造説明などに特に興味を示していました。
注文住宅を建てる現実を知る
この最初の住宅展示場巡りは非常に勉強になりました。家を建てるにしてもお金がどんな風にかかるのかが分からなかったので、展示場で色々話を聞けたことが、とても参考になったと同時に、まだ時期尚早と判断し、家の購入計画は中止しました。
土地を買うのに必要なお金(手付金や仲介手数料や登記費用と言った実費)や、家を建てるのに必要な費用は、実際に調べるか、説明を受けないとわからないことばかりです。
私自身、その当時一番高い買い物と言えば自動車位なもので、不動産購入の具体的な手順についてはそこまで知っているとは言えませんでした。
元々消費者金融で債権管理をしていたので、競売とかは知っていたのですが(笑)
ハウスメーカーに対して抱いた印象
私個人は日本建築が好きなので、古民家のような家にしたいという漠然とした希望がありました。
元々私は建築学科を卒業しており、建築に関する知識は一般よりも持っています。展示場で説明される構造などについてもよくわかっており、各社の説明を受けて各社の特色は大体理解しました。
妻も同様に木造古民家風の好みがあったので、古河林業や住友林業の様な木を全面に押し出したHMが刺さったようでした。
ハウスメーカーは大まかに「木造在来工法系(木造ラーメン構造含む)」、「2×4系(木質パネル系)」、「RC系」、「鉄骨系」に分かれていますが、我が家では2×4系はあまりピンと来ませんでした。やはり開口が大きく取れない工法はあまり好みではないようです(実は建築学生時代から壁構造系はあまり好みではなかった)。
恐らく、好みの工法は「木造在来工法系(木造ラーメン構造含む)」のハウスメーカーだろうというところはある程度はっきりしました。
家造りを中止した理由
住宅展示場に行き、我々夫婦はまだ時期尚早であると痛感しました。
まず、川崎市は土地が高い。駅から徒歩15分圏内だと坪200万以上は当たり前くらいの価格帯です。
そうなりますと、車もバイクも止められる戸建てとなると、土地だけで4000万近くになってしまいます。建物もせっかくであれば延床面積100㎡位は欲しいので、住宅展示場で見た大手ハウスメーカーの坪単価80万前後からスタートの様なメーカーですと、総工費が大変なことになります。
土地の価格の現実を知る
改めて、首都圏の土地の高さを痛感した我々夫婦は、もう少し現実的な価格帯の土地を探してみるのも選択肢に入れるべきだろうということで、川崎市に拘らずに探してみるということにしました。
ただ、住み慣れた川崎から離れるのも…という気持ちもあり、あまり積極的に動いたわけではないというのも事実です。
結果的に
「どこに住むか」
コレを決めるだけで年単位で検討をすることになりました…
次回、『横須賀で家探し』